孤独のグルメ(TV)がなかなか面白い
存在自体を知らなかったのですが、最近はハマってます。
それが「孤独のグルメ」というもの。
ドラマでもないしドキュメンタリーでもない、なんだか曖昧な、ぼんやりしたジャンルの番組です。
散歩するだけの番組とかそんな感じ。でもちょっと違う。
外食するお店の紹介が軸。でも役者が演じています。食べ歩きじゃない。ちゃんとシナリオがあります。
「ドキュメンタリー」ではありませんが、楽しいです♪。
番組の趣旨としては、主人公の男性が行く先々で腹が減ったと、色んな店に駆け込んで食べるというもの。そのドラマです。
そこで注文するものを考える主人公の迷いや逡巡というものの脳内語り。
誰でも初めて入った店ではメニューを見て色々と考えちゃうものです。そんなのが見どころ。
主人公は店側の言いなりにはならず、食いたいものを選んで注文し、ひたすら満足するというもの。
ちょっとしたラッキー感があります。
「あーーー、こりゃ失敗したな」とか、「お勧めセットにしとけばよかったナ」、そういうのは外食ではよくありがちな現実ですが、それはこの番組ではナイ(笑)。
あくまで興味が湧いたものを注文しますがいつも当たり、大正解。
そこがお茶の間が安心できるところでしょうか。
外食の失敗というのはみんな身に滲みてるから、それをやったらウケないのかも知れませんww(笑)。
なかなか計算しているところが見えます。

なんでも、密かに深夜枠で人気のあった番組だそうで。アタシにも久しぶりの当たりでした。
アタシはAbemaで見ています。Gyaoでも見てるwww。そのどちらもカブってない。
Abemaなんてこのところ相撲しか見なかったんだけど。
どちらもネットでの再放送なんですが、Abemaがシーズン6ならこっちはシーズン9なんて流れます。だからカブりません。
この番組、最初はテレビ東京で深夜に放送されてたといいます。
マイナーなローカル放送局でマイナーな深夜枠、それが隠れたヒット。
二次的にこの番組を買ったのはメジャーなはずのテレビ朝日系のAbema・・・。
なんだか無様でみじめ(笑)。
結構な長寿番組でシーズン9まで作られているといいます。つまりもう十年近くおやりになってることになる。
こういうのを深夜に漫然と見てなんとなく癒される、そんな需要はあるのかも知れません。
それとも、知らない店に入る時の楽しみな感じを追体験して癒されるとか。
あるいは人が食事をするのを見ると感情移入出来てしまうとか。
そしてまた明日、外食に向かうチカラが沸いてくるとかw。
主人公はちゃんと行儀よく食べますから見ていて嫌なところがない。所作もよいです。
アタシはと言えばこの番組は家内とお喋りするのに使っています。
こんなのあるある、いや、これはないだろ、そっちかよ、みたいな感じで二人で突っ込むw。
ウチ的にはお酒のアテのような番組です。
他の人はどうか。
まさかヨダレを垂らして見ながらご飯だけかっこんでるってことはないでしょうけどw(笑)。
動画は鰻屋みたいに香りはしてこない。
映像を見てヨダレや生唾というのはアタシの場合はあまりない気がします。
匂いや文字でアタシは食欲が湧く方です。ビジュアルだとなんというか現実感がない。他人の皿だと思っちゃうからw。
番組は緩い展開で特に何かオチがあるわけじゃありません。
ドラマ仕立ての部分がメインで、最後のオマケには作者という人が現れ、実際の店舗を訪れるドキュメント。そんな構成です。
このオマケの部分はリアルで、なぜかドラマ部よりいいものを食う。
店主は実際の人物。
ドラマ部の方では主人はゲストの役者さんが店主を演じます。
取りとめはない。だからすぐ忘れちゃう。
自分が食べたものさえ忘れる人がいるんだからこんな番組で出てきた料理だってすぐ忘れてしまうでしょう。
だからなかなかお得かも知れません(笑)。いつまでも味のするガムのようなもの。
シーズン9で、ワンシーズン12話というのはお約束ですから、そうすると108だ。
煩悩の数www(笑)。
ここはいっそDVDボックスなんて買ってみてはどうかww。
繰り返し見ても飽きないこと請け合いです。終わったらアタシに貸していただきたいww。
アタシが知らないだけかも知れませんが、主人公はあまり有名ではない役者さんで、随分な年齢になるまで主役はこれが初めてだったそうです。
何度もやってこの役が板についてます。そこは料理だけにwww。
そしてメインゲストが面白い。「昔の名前で出ています」的な懐かしい顔を毎回一人は見せてくれる趣向。
ああこの人まだ生きてたんだみたいな、みたいな(笑)。
ゲストと言っても、ろくに役なんかありません。ちょっと出てくるだけ。
そんで懐かしむ、
「ああ『かたせりの』って太っちまったなぁ」
「室井滋よりマシだよ」
なーんてww。
他にこの番組、同席の客やら配膳係りとか色んな人が出てきますが、ほとんどが役者としては無名の方ばかり。
これ、このブログでも前にバナーを貼ってたことがあるんですが、シニアとか素人をオーディションして役者をやってもらうというのがあります。
最近は役者も変なのばかりになって、逆にこういうところで役者を発掘する方がいいのでしょうか。
またサイドバーに貼っておきましょう。挑戦されてはどうかww。
楽しい番組でお勧めです。
それにしても、この番組タイトルです。語感からしても「孤高のグルメ」とした方がよかったのにとアタシは思ってしまう。
語感は大事です。
それに番組の趣旨自体が孤独とか独りぼっちという感じじゃない。
主人公はあくまで外出先で食事するわけですから、「ボッチ食」というわけではない。
独りでスイパラに行ってケーキ食うのとは違うのです。
悔しかったら、それ、やってみなはれwww!
それに主人公は店員の勧めや張り紙なんかに惑わされない、あくまでわが道を行くというところでしょう。
外食だし栄養バランスなんて考えない。自分の食いたいものを食うだけ。
「旨い、旨い」と言うだけだしw。あんまり味の表現はない。
尚更のこと「孤高のグルメ」にした方がよかったと思ってしまう。
老婆心ながら。
いや老婆じゃねーしw、老婆心だよ。(怪人アントキラー風)
おそまつ
※ ヲタ的なことなので遠慮がちにここに書くのですが(笑)、この主人公の井之頭五郎の脳内の声というのが、どうにもアントキラー(天体戦士サンレッド)に似ている気がしてならない。
脳内の声は主役ご本人の声ではありません。
調べてもろくな情報がアントキラーにはない。
分かりません。
声優名はどちらにも書いてあって一致はしないのですが、どうしても同一人物にしか思えない。
芸風も似ているし・・・。
気になってしょうがない。
