糠漬け噺、メンテナンス
ジップロックの簡易糠漬け、いくら簡単でもやはりメンテナンスは必要です。
まず塩の補充が必要です。
糠漬けは塩分が野菜に移ります。エネルギー保存の法則というやつでww、やはり糠の塩分は代わりに抜けていきます。
だから時々は糠床に塩を追加して塩分を一定の濃度に保たないといけません。
これはジップロックでも普通の樽なんかで漬ける糠漬けでも同じ。
塩分は一定の濃度に。でないと糠床が痛みます。

前も話したことですが、漬物は腐敗の一種です。ただ、それは食べてもお腹が痛くならない腐敗。つまりそれを発酵というわけです。
お腹が痛くなるような腐敗菌の増殖を塩で止めてやる。
そうすると塩でも平気な菌だけが増殖して発酵が進む。美味しくなる。
これが乳酸発酵。
塩は気をつけて追加してあげましょう。
・・・あれ? でもなんだかwikiだとやたらと難しいことが書いてある・・・(汗)。
化学式・・・
なんだか分からなくなっちゃう。
ま、まあ、じくまであぶんだけの考えですwww(笑)。
間違ってないと思いますけど。
こういう塩分調整というのは目分量でやるしかありません。
ウチもなんとなくやっている。
ちょっと舐めてみればいいんだけど、糠床をクチにする勇気はないw(笑)。
だからテキトーです。
アサリの殻とかそれこそクギとかww、なんとなく発酵を助けそうなもの、今の糠床の状態を維持するために何かを適当に加えてみるのもいいでしょう。昔の人はそうやってきた。
そうしてジップロックですから空気を抜く。
菌は空気があまり好きではないみたいで、グチャグチャと混ぜて糠の天地返しをしても、袋には余分な空気の隙間がない方がいいようです。
こうしていつまでも糠床を長持ちさせる努力が欠かせませんwww(笑)。
まあジップロックだから、そこは気軽にやれます。
何十年もの年代ものの糠床なんて貴重すぎる。宝石のようですから、畏れ多くて失敗が怖くなる。
もちろん、糠も野菜にくっついたりして減りますから、糠の補充が必要になります。
米屋から買ってくればいいですが、米屋が近所にない。みんな潰れてしまったwww(笑)。
しかしこの補充用の糠もちゃんとメーカーから売られています。ビックリ(笑)。
それから糠床のメンテナンスといえば水を抜くというのがあります。
糠床には野菜から水が浸み出します。
糠床がビショビショになってはいけません。
だからこれをキッチンペーパーなんかで吸い取って捨ててやります。そう取り説にも書いてありますww。
でもキッチンペーパーなんかでやると面倒なのです。
スポンジ、海綿、いいのはないかと思ってた。
そしたら「椎茸」がいいという話を聞きました。干し椎茸を入れとけば水分を吸ってくれるという。
これはすごいアイディア。
で、椎茸は食べられますから、取り出したら味噌汁にしたり糠漬けとして食べるんだとか。
なーーるwww。
でも干し椎茸ってお高いの。大相撲で優勝の副賞に渡されるぐらいの高級品もある。
そしたら、椎茸を買ってきて自分で天日干しして乾燥椎茸を作ればいいと気が付いた。
なーーーーーるwwww(笑)。
他に高野豆腐でもいいという話も聞きました。
家内は高野豆腐を選択。まだ期待したほど水を吸ってないそうですが。
でも、最後はどうすんのそれ。高野豆腐って水で戻しても最後は火を入れるでしょw。
生では食わないよね・・・www(汗)
このジップロックの糠漬けはごく最近の商品らしです。静かに流行中のようですw。
どうしてこれまでなかったのか、そのぐらい便利なもの。
どうも一般の人でも一部ではやっていた人がいたようです。
なにしろでかい壺を冷蔵庫に入れるのもスペースが足りません。ジップロックでご自分でやっていた人はいたんだとか。
メーカーが手がけたのはごく最近らしい。最初に売り出したのは無印だったらしい。
コロンブス的な発想が必要だったのか、売れないと思い込んでいたのか、とにかく無印のが売れたので各メーカーも参入、今はスーパーで売られてるのをよく見かけます。
先日はすごく小さなタイプも見ました。
お一人分ぐらいのサイズのもの。人参半分、キュウリ半分ぐらいの小さな小さなジップロックの糠床(笑)。
独身世帯でもできるというわけ。
想像するだけで楽しいものがあります。
ウチがいつかやりたいと思っているのは肉の糠漬けww。
「やれる」という話はあるらしい。
ただ旨いのかどうかはハッキリしないw。
もちろん糠床に突っ込んだりはしません。
糠床を取り出して塗り塗りして別に作ります。
家内は「大丈夫でしょ」なんて言ってますが、ちょっとそのまま糠床に漬けるのは危険な感じがするw。
粕漬けみたいな感じになるんじゃないか、そんな気がしているんだけど・・・(笑)。
めいしくおしあがれ
