半額ピザを待つ人々
ピザは手軽で最近の夕食には丁度よい感じ。
まだ暑いので手軽なのがいい。毎日そうめんやひやむぎでも困る。
それに大きなピザなら半分を二人で、二日に分けて食べれます。
大きなイベントが世間である日などはすぐに売れてしまいます。
半額どころか、わずか2割引きのシールの貼られたピザをカゴに入れていく人々。
このところピザがなかなか入手できませんでした。
何か最近あったのか?・・・www(笑)。


ピザというのはあまり食べ過ぎないというのがいいです。チーズなんてガツンと腹にきます。
家内と二人で一枚を半分食べる。
そうして翌日の夜もピザになるんだけどw。
ウチはちゃんと行儀よくしてw、研いで刃をつけ鋭利にしたピザカッターをゴロゴロと回して、細く切って食べています。
最初から切ってあるピザをさらに細く切ってめいめいいただく。
アタシがやると家内も自分で切って食べる。
こういう時は手伝ってやらない方がいい。
自分でやるのが楽しいのです。
細長く切ったピザは具がこぼれたり偏ったりしません。
試食で出されるぐらいの大きさ、味わうことができます。
そしてサラダ。
サラダはコールスロー。
レッドキャベツみたいなのと普通のキャベツをミックスしたコールスロー・サラダです。
もちろんピーマンもw。
まだピーマンは在庫中。
この「レッドキャベツみたいなもの」というのは、正しくは「トレビス」というもの。
たまに手に入ります。
「のぉ?」なーんて、お爺ちゃんがグループ・ホームの女の子に言うのですwww(笑)。
トレビスは少し渋い感じ、レッドキャベツとは味わいが違います。
これでザワークラウトを作ったらきっと苦いでしょう。あれも発酵食品ですがアタシはまだやったことがない。
これに自家製ローストビーフ、「ずぼら」な低温調理法で作ったもので、冷蔵庫で冷やしたものを添えました。
でも結局、わさび醤油でいただいたww。まいうーw。
・・・なんだ、結構食べてるじゃんwww。呆れたw。
海外ドラマなんかをネットで見ながら食べて楽しみます。
いや、アッチのドラマではありません・・・ww(笑)。
「メジャクラ」、メジャークライムという「クローザー」の続編を見ています。
ヤフーの「Gyao!」です。宅配DVDはゲオ、紛らわしいw。
今回のピザの入手はなかなか大変でした。
しかし我々はアーバンなハンターですから、甲斐があるというものです。
到着したとき、ピザは3割しか引いてなかった。
でも大量にピザが残ってます。箱入りです。
更なる割引があるだろうか。
チューハイだの豆腐だのを回って買って、ハリハリの時間がくるかを判断する。
シールを貼りに来ない時もあるのです。「空振り」は狩りにはつきもの。
家内が言う。
「ここで見てるからw」
「お、おうw」
家内は木陰ならぬ調味料の棚に身を潜め、ピザの場所から離れてそっとウォッチしていた。
こういう閉店近い時間帯というのはみんなそんな狩人ばかりです。
別に、8時ちょうどの「あずさ2号」が待っているわけでもないのですが(古っ)www、みんなが遠巻きにしてジリジリとピザコーナーを見つめる。
閉店は8時。
渋谷で5時。
グルグル近所を回ったり、じっと立ちつくして見ていたり、なるのかならないのか、みなが考えている。漂う緊張感。
この時、コーナーにはあまり近づきすぎないのがコツです。
あまり遠巻きにして客が見ていると、「これは売れる」なんて店員が判断して半額シールが貼られないことがあります。
そんな裁量権が担当者にはある。
蛍の光、もとい、別れのワルツが流れてくるとw、「もはや割引はここまでが限界」などとお客が判断して売れてくれることがあります。残れば廃棄。
そこは辛抱勝負ですw。
だから関心があるということ、こちらの買いたい気配を察知されないよう、みんな気のないフリをして遠巻きに見ているものです。
たいていの人はみんなコツを知っていて、動きがあるまで他所を見てトボケている。
来た。
いよいよ案の定、ハリハリのシール職人がやってきました。
まずは弁当から手をつけてゆく。手早くシールを貼ってゆく。
貼られるそばから伸びてゆく手、手、腕。
弁当も3割引シールだったのですがいきなり半額になりました。
最初は2割のシールが貼ってあってその上に3割が貼られていましたから、一気に半額にジャンプしたことになります。
この店では4割のシールもあったはずですから、今日はいきなり半額を貼ってきた。
「これはピザもいくな」
「うん♪」
我々は距離をじりっと詰めてゆきます。
他の客も同様にピザへと徐々に近づく。間合いが詰められる。
半額シールがテキパキと貼られ、唐揚げ、フライ、焼き鳥へと移ってゆく。
貼られるそばから伸びてゆく手、手、腕ww。
いよいよピザかと思ったら職人はいきなりパウンドケーキなんかを並べ直したりした。すでに半額になっているがなかなか売れない。
フェイント。
みながズッコケかけた。
これで終了してしまうこともある。だが今夜、あの量で大量廃棄はないキリッw。
ゴクリ。息を誰かが呑んだ。
取り巻く人々の視線を浴びながら、いよいよ係りはピザのところへ。
その時は家内は係員のすぐ後ろについていた(笑)。
お見事。スリップストリームさながら。
家内は貼られたピザ二枚をさっと取って持ってきてアタシに見せにきた。
ひとつはプレーンなチーズピザ、そしてもうひとつはベーコンやマッシュルームが乗っている。
定価だと百円の差ですが半額だから50円です。
それならとベーコンピザにした。
割引率は同じでも金額ベースなら差がもっと縮まる。
チーズピザの方は家内にすぐに戻させます。
続々と取っていかれるピザ。
誰かが、まるで救われたようにして家内の戻したピザを横から取った。出遅れた人がアタシらのおかげでピザを手に入れた。アタシらもそういうことがあります。
フェイントをアタシらもかけるw。
見事に首尾よくピザをゲット。
アタシは家内がまだピザのコーナーにいて見ているので小さく声をかけた。
「終わったらすぐにそこを離れろ!」
アタシの言葉を聞いた何人かが顔を見上げてアタシをチラりと見た。
猟場を荒らしてはいけません。
手に入れたらいつまでもその場にいてはいけない。
知らん顔をして、さっとその場を離れること。
まるで割引だからではなく、通常のように定価で売れたような印象を店員に残すのがその趣旨です。
ピザがどれだけ人気か、なんて店員に知らせてはいけません。
きっとアタシの言った心が分かって打たれた人もいたに違いないww。
アタシの背中を見ておけw(笑)。
「他にソーセージピザもあったんだよ」
「ああ、見た。あれでもよかったな」
「でもひとつしかなかったの、それに、ずっと箱に手をかけたまま離さない人がいて、無理だったw」
「殺し合いにならないようになww」
「・・・」
おそまつ
