素人、手間をかけずに糠漬けを楽しむ
発酵したものというのは健康にいいものです。
糠漬けは滋養もあり涼味があります。
・・・お尋ねというかコメントを頂戴しました。
はい。とても便利なものだとアタシも思いますw(笑)。
いつからか、こんな商品なものが世の中にはあるのですキリッww。
「東海漬物」なんて有名メーカーでしょう。
キュウリのキューちゃん!!
十年モノの糠漬けをやられているとか。
それはすごいw。
糠は少しずつ減りますので足しはしますが、まるで佃煮のタレみたいですw。あれも継ぎ足しながら何十年と使い続けているそうです。
鰻の蒲焼、あのタレもそうやって使っている店があるとかw。
どうかご家庭の糠漬けを大事にしていただきたい。
まあ、昨日ご紹介したような商品のおかげで、おばあちゃんや奥方の経験と仕事が格安で買えるというわけですw。
これまでスーパーなんかでアタシも目にはしてたかも知れませんけど、しかしアタシらはただの「味付けの糠」とか、そんな程度に思ってまるで気にしてなかった。
特段の興味も沸かなかったw。
今回始めたのは、一度本格的にやってみて十ヶ月ぐらいで糠床をダメにしてしまって以来のことです。
ガッカリしてすっかり面倒になり、ずっとやってませんでした。
特に最近はアタシが漬物を作っていた。
梅肉と梅酢を混ぜてビニールでグッと押して作る一夜漬け。
どうも家内はアレに飽きていたというのがホントのとこらしいww。
あんまり調子にのってアタシが同じ味の漬物ばかり作るもんだから、家内はこれを手にとって、今年始めたというわけ。
しかし家内もアタシも驚いた。
買ってみるまでこんな便利なものだとは知らなかった。
だいたいブログで振り返ってみるまで、糠漬けが大変なスタートアップのプロセスを経ていたというのもすっかり忘れてたこと。
家内は糠床を腐らしてからすっかり止めてしまっていたた。
ずーーーっと、家内は糠漬けなんかやる気にならなかったらしい。
手間をかけて始めたのにダメになってしまうとガッカリです。それで関心がなくなってしまった。
そーゆーのってあるwww。
じゃあ、今回はアタシのおかげじゃないかwww!!
それとも家内が飽きただけなのか・・・(汗)www。
「我が家の糠漬けの味」なんて言っても、かき回す人の手の脂や汗、手の垢、そんなのばかりでもありません。
自然とその家の味になってゆくものですw。
家の人の手の汗も少しはあるでしょうけどw、普通はちゃんとキレイに手を洗ってからかき混ぜるものです(笑)。
機械油臭い手で糠漬けをひっくり返したりはしませんw。
ただ、家族みんなで糠床のことを考えてあげるというのは悪くない。
夜遅くなるママの代わりに娘がひっくり返してやってもいい。
何もバアさん一人にやらせて、任せっきりじゃなくてもいい。
「こいつは大事な糠漬けだョ、アタシャ嫁なんかに触らせないね」
なーんて、それじゃあイジワル婆さんだwww。
旦那に糠床をひっくり返すのを頼んでもいい。
家族みんなで糠床に手を入れ、みんなの手の汗が浸みるのも悪くないw。
しかし間違ってもタイヤ交換をした後の旦那に頼んではいけませんw。
ちゃんと手をキレイにしてもらってから。
では、「それなら手の汗や脂以外w、市販品なら他はだいたい同じ味ということか?」、というとそうはなりません。
やはり市販品でもどの家もそれぞれの家の糠漬けになってゆきます。
市販品は糠床です。準備の出来ている糠床を買う。
しかし漬ける野菜は自分で投入します。
好きな野菜を投入してその味が糠床に移ってゆきます。
野菜を漬けて、取り出して、また新しい野菜を入れて、その過程で糠床にも野菜の味が移って育ってゆきます。
その家でどんな野菜を漬けるかで発酵も違ってくるというわけです。
人参が多いとか、セロリを入れたとか、大根はあまり入れないとか、入れる野菜の組み合わせで違いが出ます。
あえて言えば、独身一人でやるなら人によってそうは味は変わらないかも知れません。
野菜なんて少しで足りてしまうでしょうから。
糠漬けをやっていると糠が減ってゆきます。
野菜を取り出して洗えばいくら注意しても多少は流れてしまいます。
この補充なんて米屋で安く買ってもいい。
少しずつ熟成した糠床に混ぜてゆけばいい。
塩もタマに足して調整します。
やはりこういうことでも人によって糠床が違ってくる。
そう思ったら、ちゃんと「補充用」なんてのも売ってた。商売上手w。
ともかく、市販品だから「最初から味がついてる」としても、やはり使ってゆくうちに我が家のオリジナルになる。
決して人と同じにはならないところが面白い。
これぞ発酵の「妙」です。
あなたの味に漬けていただくw♪ ウフン
めいしくおしあがれ
※ こういう糠漬けというのは「自己愛」とは無縁のものだとアタシは思う。
ある種の境地に触れるかも知れません。
きっと修行中の坊主たちもやらされてんだとアタシは思う。
危なっかしくて時には自分さえ破滅させかねない「自己愛」ですが、糠漬けの糠床の面倒を見ている時というのはそうした「自分」というものはありません。
ペットにしても恋人にしても、どこかしら自分自身の投影があったりしますが、なにしろ相手は発酵という中のわからないもの。
グチャグチャと手を入れて野菜が漬かったかどうか、それだって食べるまでのお楽しみ。
だから純粋に楽しめるのかも知れません。
そして暑苦しくないwww。
家内も涼しい顔をしてグチャグチャと糠床をひっくり返している。
対して、自己愛って暑苦しいものです。
する時はクーラーないとこんな季節やってられませんw。
まあ、・・・愛が発酵して、妙な匂いがしてくるというのもないわけではないけど・・・ww。
ベッド下に突っ込んどいた汚れた下着はすでに発酵しており、すっぱい・・・(略)
あ!、「糟糠の妻」って言葉もあるwww・・・(笑)。
おそまつ
