糠漬けを知らない子供たち
この夏、糠漬けをやっています。
以前の挫折から再挑戦w。
「発酵食品は腸内の細菌を調整して体調を整えてくれる(キリッ)」
なーんてw、そんなどっかの宣伝みたいな、ブログ広告みたいなことw、アタシは考えながらいただいている。
そのぐらい何か薬効のある気がする夏の爽やかな漬物。
・・・いや、せっかくウチで漬けてんだから、自己肯定しないでどーするwww。
なーんてw。
あ、いや、でも。・・・ちょっと待って!(笑)。
糠漬って、取り出したらその糠は水で洗って落とすのですヨ。
ビニールでも壺でもいいけど、とにかく、そこから野菜を取り出したら洗って糠を洗い落とすの。
いや実は、昔のこと、そんな冗談みたいなことがあったのを思い出す。
そんな振り返りのことです。
何かの帰り道、アタシは女の子の実家に遊びに行った。
やはりこれも暑い夏のことでした。
「今日ウチ、誰もいないの♪ 寄るw?」
なーんて誘われたw。
こちらはドキドキ、でもそんなことは悟られないよう澄ましてたw。
男はあくまでクールにw。
「え? う、うんw(笑)。」
それでも、内心はおそるおそる、彼女の家にお邪魔した。
デカイ家。
暗く大きなタタキのある玄関には靴がほとんどない。がらんとして確かに家の人は出払っているようでした。
日本家屋特有の、それも旧家によくある木の燻したような古い匂いがした。
暑いはずなのに家の中は不思議と涼しかった。
彼女の実家は隣が小さなプレハブの工場になっていて、従業員を集めて縫製か何か、そんなことをしてるらしかった。ミシンが窓から見えた。
家の回りもしーんと静まり返っていて、セミの声だけが聞こえています。
今思うとあれはお盆休みで、みんな出払っていた時だったんでしょう。
彼女は冷たい麦茶を出してくれて、ツマムものを持ってくると言ってアタシに聞いてきた。
「ねえ。何もないけど、、、糠漬けって? 大丈夫?w」
アタシは糠漬けなんて食べ慣れていませんでしたが、ありがたく貰うことにします。
いや、できればすぐにでも君のくちび・・・(略)
ご、ごほほーーーーっん!・・・(汗)
いや・・・失礼。
・・・待っていると、糠漬けが小鉢で出てきた。
斜めに切って揃えられ、ヨウジが丁寧に挿してあって、どっかしら彼女が気を遣っていたというのがアタシには伺えた。
きっと盛り付けも心を込めてくれたのでしょう。
人参とキュウリ、茄子の三本立て(笑)。
オールナイト三本立て(ムフンw)
でも、なんだか様子が違うの。
アタシは食べ慣れてる訳ではなかったんだけど、蕎麦屋とかで出されるのとは違った。
ちょっと糠がついたままだった。
アタシもよく知らないので深く考えず、それを食った。
少し違和感を感じる。
食感が漬物とはちょっと違った感じ。
「・・・おいしい?ww」
、、、ニコニコして彼女は聞いてくれた。
アグラをかいて麦茶で糠漬けをつつくアタシ。
正座していた彼女は背を傾けてこちらに顔を寄せてきた。
「少し、じ、ジャリっと? し、してるかなw(笑)?」
こういう場面でおべんちゃらを言うのは誠意がないというものです。
意味のないおもねりなんてしたらすぐに見透かされるもの。
「私の体だけってこと?・・・」
なーんて、いらぬ疑念を持たれて、そんなのたまったもんではないw。
だからアタシは正直に言ったもの。
すると彼女はやっと気がついたのか、洗ってきてくれました。
「てへwww・・。ごめんねぇ・・・♪」
おそまつ
と・・・そんなことがあった。
しかし、そんなことを思い出してた矢先、先般の「東海漬物」のホームページに妙なことが書いてあるのをアタシは見つけたのです。
何?これ?www
「野菜を取り出したら擦るようにして糠を落とし、いただいてください。」
「糠が気になる方は水で洗い流してもよいでしょう。」
そんなことが書いてあるのです。
えっ?
何? この、「気になる方は、、、」ってとこ。
つまり、本来は適当に糠を拭うだけでいいの??
糠がついたまま洗わずに糠漬けを食べる人もいるってこと?www
えぇぇっ?
え、えぇぇぇぇぇーーーーええ!!www
そ、そうなんだwww・・・(汗)。アタシは全く知りませんでした。
必ず糠は水で洗い落とすものだと思ってた。
まあ、「毒」ってわけでもないでしょう。
確かに玄米を精米した残りカスが「糠(ヌカ)」なんだし・・・。
だから「カラダに悪い」ってわけはない・・・。
でも、なんかすごく違和感があるんだけど・・・(笑)。
それ! ホントにいいの?!w
すっかり考え込んでしまったw。
・・・そして結局、アタシが辿り着いた推論はこうですw。
コーヒーで同じようなことがあるの。
きっと、それと似たようなことかも知れないということ。
インドネシアの独特なコーヒーの飲み方というのがあります。すごく細かくしたコーヒーにそのままお湯を注いでいただくヤツ。
焙煎したコーヒー豆、これをすごく細かく粉状にする。砂糖を入れてミルクも入れて、お湯を注いで待っているとコーヒーの粉はカップの底に沈んでくれます。
その上澄みの部分を「コーヒー」としていただく。
そんな飲み方。
油断してると粉っぽい部分を味わってしまうけど。
「ペッペッww」、なんつって(笑)。
トルコでも似たようなコーヒーの飲み方があります。
この糠漬けの糠も、食感としては野菜とは別物ですが毒ではない。気にせず少しぐらい食べてしまってもいい。
もしかすると、この違いはそういう「文化」なのではないか。
・・・あれ?
そーいえば、インドネシアは世界最大のムスリムの国です。人口ベースで。
トルコもイスラム教が多い。
離れてて歴史的にも縁は薄い両国のはずですが、どちらも「ムスリム」という共通点があります。
そうすると、我が国でのこと。
糠漬けを糠を洗わずに食べるという地域と、ちゃんと洗う地域とがあって、その違い、やはり共通した文化的なものがあるのではないかwww!!
文化的、もしくは歴史的な何らかの共通点があるということ?!
こ、これは興味深いこと・・・(笑)!
ちょっと研究課題にしときましょうw(笑)。
まあw(笑)、ウチでは糠漬けは野菜を取り出したら水で洗って、糠はキレイに落として食べています。
別に洗ったって糠漬けの味は落ちたりはしません。
美味しくいただいています。
ああ。あの時・・・。
アタシも風呂を借りたりしてカラダをキレイに洗ったものだけど・・・(笑)
結局、アノ「お味」の方はどうだったのか・・・。
実はあまり記憶がない・・・www(欝)。
おそまつ
※ こういう食文化から社会の違いや特徴を考えるというのも面白い考察です。
こんな研究なんて昔はよくやられていたものです。
最近はみんなポジショントーク、人に影響を与えることしか考えてないからそんな社会学者なんて聞きません。
偉そうに他人にマウントとるだけの簡単なお仕事(笑)。
なにしろ日本学術会議の文系のセンセイたちです(笑)。
あのインドネシアコーヒーって、出された時にはなんか嬉しいんだけど、いつもつい粉にクチをつけちゃって、その度にガッカリするものです。
だから水の入ったグラスが欠かせません。
もしかして・・・た、試されてる、とかw??
モノゴトの加減が出来ないような「お子ちゃま」かどうか、トルコやインドネシアのそういう習慣はヒトを試しているということかっwww!
したり
