よく行司は捌いた!
間違ったら切腹なんですから。
そのために彼らは短刀を脇に差している。
この場所もなかなか面白い大相撲です。
手負いの獅子、復活の照ノ富士は横綱への道をつけられるでしょうか。
あんまり場所中に大相撲を語ってしまうのは気が引けるんだけど、別な視点でのことだから勘弁していただきたい。
言っちゃうwww(笑)。
と言うのも、今場所は、先場所などではひとりの行司、式守伊之助でしか見なかった軍配、若狭塗りの軍配が四つも見れていることです。
ずっと式守伊之助だったと思います。
木村庄之助ではなかったし玉次郎ではなかったw。
「石田三成」が呼び出しをやっている、ずっと下の方の行司さんでも見られました。
三成、あのヒト、正直オンチなんだw。まあ、そんなヒトがいてもいいんだけどw。
ともかく、アタシが言っているのは、行司が采配をつけるあの軍配の柄のことです。
裏側に何かの「訓戒」なんかが書いてあったりするのもありますが、今場所はキレイな漆塗り、若狭塗りの軍配が妙に目立ちます。
前はひとりだけ、その軍配に注目してた。
これはどういうのか。
もしかして行司の間で流行ってたりしてw。
「お、それいいじゃん」
「あ、ああ、これ、タニマチにもらったんだけどサw」
「キラキラしていいよネ、それ、俺も頼もうかな」
「若狭塗りだよ、これ いいんじゃネ」
なーんて、そんな話があったのかwww(笑)。
まあ注文したとすれば先場所とか、前からじゃないときっと出来ないだろうから前からあった流行かも知れません。
若狭塗り職人は「名人は三人になっちゃった」なーんて、デパートに来ていた箸の職人が言ってましたが、そのうちの一人は例の息子。人間国宝の息子さん。
加福漆器店の息子さんです。
ブログもやってる。
彼がブログで「相撲の行司軍配の発注を受けた」なんて言ってたところが始まりでした。
今場所は赤い、珍しい朱色ベースの若狭塗りの軍配も見ましたから、もしかすると別な人の手によるものかもしれません。
若狭塗りは貝を埋め込むのが特徴的です。
そうして貝殻と漆を一体化させてから磨き上げ、キラキラした文様を作る。
文様として似たようなものに青森の「津軽塗り」というのもあって、あれもそんな風に豪華絢爛にみえるけど、彼らはまた別な手法で若狭塗りのように貝は使わない。
「若狭塗り」は、今では箸ばかり作るようになって、塗りモノ、漆器はあまり新作では目立つものはないけど、彼らなりに頑張っている。
頼もしい。
まああの箸がほとんど若狭のシェアというのも凄いのだけどwww。
小浜市w。
一度、デパートなんかの「箸売り場」を見てください。小浜市ばかりだからw。
それにしても軍配っていうのはなかなかいいものです。
政治家ならひとつは持っていたいものでしょう。
もしアタシが政治家なら骨董でも何でもひとつは買う。
いや、有権者の前で持ってたら流石に引かれるでしょうけど、、、。
密かに持っていて、振るってみたらいいのではないか。
なぜかというと、政治はリードするというのがその役目だからです。
采配を振るうのが仕事であって、実行するのが仕事なわけではない。
別に専門家じゃないんだから、自分で発想する必要はない。
最近のマスコミは、政治家に対して、よく「自分の言葉で説明しろ」なんてプレッシャーをかけていますが、それはまるで見当違いなこと。
逆に、もし政治家が専門家のようなフリをしてあれこれやってきたらそれこそ恐怖ですww。
政治家は決まったこと、決めたことができるように旗や軍配を振るのがお仕事。
民主主義と代議制の体制では、政治家は仲間を集めそしてみんなで合意できるようにするのが仕事。
今日のお題のように、よく言われることですが、「よく行司は捌いた!あっぱれ!」なーんてよく言いますけれど(笑)、それはまるで違うw。
それが行司の仕事なんだからww。
当たり前のことです。
「あっぱれ」なのは勝った力士に言ってあげたい。
さて、勝った力士は軍配の政治家からしたら誰なのか。
国民ということになります。
我々がなんとかしなくてはいけない。
おそまつ
