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さよならの代わりに


 昨晩のこと、ふと思って家内に聞いてみたこと。


 「お疲れ様です」、「ご苦労様」という言い方がある。この言い方について。

 人の労をねぎらったり感謝したり、ちょっとした別れの挨拶なのだが、これ以外の言い方というのはないだろうか、と。


 「お疲れ様です」ってのは、上司が帰宅する時に使うような言い方だ。
 ご同輩に対してのねぎらいにも使える。

 同僚や仲間、そして目上。特に目下に対する場合ではない時に使う言葉だ。

 軽く「お互い様」というニュアンスを含めているのだと思う。
 「お互いに今日は疲れましたね」、そして締めとなるニュアンス。
 つまり本日はお別れだ。


 これに対し、「ご苦労様」というのはもっぱら目下に対しての言葉だ。

 サービサー、つまりサービスを提供している側に対して言うとしたらこちらの方が適当だろう。
 サービサーにとってこちらは客だから、基本的には客からすればサービサーは「目下」の扱いということになる。

 宅配便の運転手にもそんな風に声をかけるだろう。

 逆にもし「お疲れ様です」なんて、佐川の配達に言ったとしたらどうか。
 謙譲と感じてもらうどころか、「俺、アンタの同僚じゃないっスよw♪」なーんて、きっと思われてしまうことだろうw。

 あるいは同業者と思われたりw。
 まあ、思っても直接は言ったりはしないだろうけどw。


 これ以外に、なんだか他の言葉、言い方はないのかと、ふと思ったのだった。





 家内によれば「お世話になっております」があると言うw。


 それはあるかも知れない。
 取引先がこれから帰ろうとする時、「お世話になりました」ってのはアリだろう。

 「お世話様」なんて言ったりもする。

 「ありがとう」と感謝を伝えつつ、労をねぎらうのがその真意だ。別れの意味は少し薄いかも知れないが、使えなくもない。
 「別れる」というより「見送る」、そんなニュアンスがある気がする。

 そしたら「ご面倒でございました」なんてのもあるだろう。
 「ご足労でした」というのも同じ。
 「ご足労様です」は、同輩や同僚というよりやはり上司や上役というニュアンスか。


 どれにも、こちら側には謙譲したニュアンスがあると思う。


 それなら、こちらがふんぞり返って、「結構でした」というのもある。

 茶席で「結構なお手前でした」なんてやる。

 客として、もてなされた側としてあちらの謙譲を逆手にし、相手を立てるための上に立った言い方になる。

 ただ、別に「ふんぞり返ってる」というわけでは実はないwww。

 要は、もてなされる側が卑屈になっていてはいけないということだ。
 あくまでこちらは価値のある客でなければ、逆に主人に失礼ということになるのだ。

 せっかくもてなしてはみたものの、乞食が相手だったではしょうがないwww(笑)。

 それなりの客を遇したということ。
 そがひいては主人もまたそれなりの人間ということになる。

 そうして終わりを告げる、すなわち別れを告げるのだ。







 要するに「さようなら」、「ごきげんよう」の代わりになる言い方を探してみたということ。

 「人」というのは、お互いに人間としての立場があり値打ちがある。
 そうして互いに相対するものだ。

 まるで放り投げた言葉のように「さようなら」では困る。
 誰に言っているのか分からない。
 片付けようとする雛人形にさえ、少女は「さよなら」と言うことだろう。


 それに、人は「さよなら」なんて、なかなか言いたくないものだ。

 最後の最後まで、その言葉はとっておきたいから。
 だから別な言い方を探す。

 軽い別れなら違う言葉で表現しておきたい。
 まだその時ではないのだから。



 「また会おう」、「アバヨ」。
 誰でもそんな言葉は、特別な時にしか言いたくないのかも知れない。
 「靖国で会おう」とも言った。最近はそんな機会も覚悟もあまりないwww。


 「センセイさようなら~」なんて、ガキの頃はよく言ってたものだ。
 「別れ」というその意味を知ることはまだなかった。


 子供の頃からそうして「挨拶」というものを覚え、やがてその意味に気が付くようになってゆく。

 いくつもの別れを経験し、そして我々は大人になってゆく。

 だから。

 「さようなら」の代わりに。

 
 

 もまぐちやまえw


 この歌を紹介したのは偶然でもない。
 彼女は、「引け際」というものを印象付けた歌手だったと思うから。

 ザイニチであったことを手記として本にし、それが「蒼い時」というタイトルで出版された。

 人気絶頂ではあったが、そろそろ去ってゆくのかナ、そんな雰囲気の中での引退だったと記憶している。

 
 まだ反日という傾向が知られていず、ザイニチには風当たりの強くない時代だったが、その告白も彼女の引け際と関係があったのだろう。



 それはキャンディーズの解散とはまるで違うものだったw。

 コンサート会場で突然泣き出し「普通の女の子になりたい」と訴えた世紀のスーパーアイドルグループは、後楽園球場の解散コンサートまでをフィニッシュとしたが、あっさりと芸能界に戻ってきてしまった。

 ミキを除けばwww。



 しかしスーちゃんのことは、ホントに「お疲れ様」でしたw。


おそまつ



 ※ この人の歌声は あかもりなきな 、彼女がソックリだと思う。

 声質が驚くほど似ていると思ったものだ。


 去る人がいて、記憶に残る人がいる。

 どこかにいるはずなのに、ようとして知れない人もいる。


 「有名人」というものの定義とは、

「有名であることをもって人々に知られる人」

 だという。

 その人生から何かを汲み取ろうと、我々はゴシップを知りたがる。

 最後の引け際というオチを見ようとする。


 先場所では北の富士勝昭も、そんな「人の引け際」ということをクチにしていた。

 しかしアンタ自身はもうそんなカッコいいことを云える立場ではないだろう、とアタシは思う。


 アンタは最後までマイクを前にしながらでいい、、、そして、


 逝ってヨシwww。



おそまつ


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