割引シールの研究、呼び値
ちょっと面白いと思うから「割引シール」というものを考えてみますw。
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世の中には「呼び値」という言い方があります。
株などでよく使う言葉です。
例えば、3ケタの株を売買する時は一円単位で注文できます。
最近は株取引で出来高の大きい指標銘柄については「銭」なんて単位も使って指定できるようになりました。
より小刻みに値段を指定できるようになったわけです。
この刻み幅のことを「呼び値」といいます。
え?
「10銭」なんて、計算はできるかも知れないけど支払いはどうするかって?
株の場合はまとまっての注文しかできませんから、結果として端数にはならないのです。
十株単位とか百株、千株単位の売買単位ですから、古銭屋に行くことなんか考えなくてもいいというわけww(笑)。
それにしてもあの「銭」というのは通貨としてはもう存在しません。「お金」としては認められなくなった。
そうすると「銭」というのは法的にどうかというと、実際にはグレーです。
今の私たちは「銭」というのを為替レートとか利息とか、計算の「単位」として使っているわけですが、それなら通貨として使われているも同然だとも言える。
「貨幣法」が廃止されたのは1988年のこと。ごく最近なのね。
銭に関しては「小額通貨整理法」というので通用させないということになっているそう。
でも概念としては「通用」しているんだから、「禁止」と定められていてもちょっと違うと思う。
細かいものの集合、まとまった取引だから実際の決済で使うことはないと言っても、単位的には1銭を百倍したのが1円です。
通貨としては認めらないものが流通していることになりはしないか。
???(笑)。
読み方は「銭(せん)」です。じっせん。
「ゼニ」じゃない。まあ、ゼニってのは別な意味になるでしょう。
・・・「銭(ゼニ)」って、お金の蔑称?謙譲語? www(笑)。
コンビニのスリーエフが324円した。もっと買いたい。
でも売ってくれる人がいない。それならと1円上げて325円で注文を出す。
1円刻みで値段を指定できます。
好調のソニー、12,230円。爆騰し続けていますが、注文は5円単位。
こっちは12,231円なんて値段の注文はできません。
あるいは3000円の銘柄だと50円単位とか、そういうのがあります。
指定銘柄とか、色々な理由がありますが、要は値段の刻み、その段階というのが決まっているということです。
これを「呼び値」という言い方をします。
そうすると、値引きシールにも「呼び値」のようなものがあることに気が付く。
ここからが本題www(笑)。
たいていは2割、3割、半額ぐらいの幅でシールが貼られます。
「3割5分引き」、こんなシールはありません。アタシは見たことがない。
7割引というシールを私は見たことがありますけどw。
パーセント表記のシールを使っている店もあります。
10パーセント引き、20パーセント、30パーセント。
パーセント表記だと少し細かい呼び値になるようです。
そして、パーセントの呼び値だとなかなか50パーセントオフなんてのはない。
せいぜい40パーセント。
いちいちケチ臭いんだw(笑)。
店によっては、もっと細かい呼び値シールの店もあったりします。
3パーセント、5パーセント、8パーセントなんて店。
そしたら65円の納豆が3パーセント引きなんて、いくらの値引きになるってのかw。
大真面目にそんなシールが納豆に貼られています。
なんだか計算してもまるで安くない。
値段を割り引きしているつもりなのか、わざわざバイトの仕事を増やしてるのか、訳が分かりませんww。
割引シールの呼び値が細かいところというのは、基本的には仕入れ先やメーカーと交渉して安い値段を作ってくるスーパーです。
主にナショナルブランド、有名ブランドを扱っていることが多い。
特にメーカー品にこだわれば安いお店です。
だから大胆な処分なんてほとんどしないのでしょう。20パーセント、30パーセントがいいところ。
半額になるケースはほとんどありません。
業務スーパーみたいな、プライベートブランドや直輸入品が多いところはこれより少しは呼び値が大きくなります。
やっぱり他では売ってないものというのは「汎用性」というのがない。盗んでも他で売りさばくことができません。
白菜やリンゴを盗んだってちゃんと買い手はつくけど、フェラーリ盗んだら売る相手に困るwww。
こういうところは処分も不定期で、その「汎用性のなさ」が処分タイミングのキーになる。なかなかそのサイクルを読むのは難しいww。
半額シールが使われることもまれにあります。
呼び値が大きいところ、アタシらが好んで利用するスーパーというのは、よく品物を回すところです。
規模の小さいスーパーや攻めの経営をしているスーパーですw。
特売チラシなんかを配ったり、ギリギリで商売をするというスタンス。
商品の回転率が勝負です。
極端な話、売り切ってから次のを入れるぐらいの勢いですから、とにかく早く売り切ろうとする。
そうするとオークションのように値段がバババンと下がっていきます。
結論から言えば、大きな呼び値のところは値動きも激しく回転も早い。
いつも新鮮。
商売というのは本来はこういうものであってほしいw。
おそまつ
え? オークションと値引きは意味が違うだろう?って?w。
それは間違ってない認識だとは思いますが、要するに「逆オークション」ということになるでしょうか。
お客が値段を指定して「競り落とす」のがよくあるオークションですが、逆オークションの場合は店が値段を落とすwww。
売り手が値段を決める点では同じです。
正確な言葉では「ダッチオークション」と言います。
ロンドンのハロッズなんかではそんなのを昔はやっていました。今は知らないけどw。
商品の値段がどんどん下がってゆく。
割引処分、決まった商品の値段がどんどん下がる。
お客同士の競争ですから、誰かがいいところで買ってくれる、というわけ。
なんか「ダッチ(蘭・オランダ)」って、よく接頭につく言葉なのです。不思議w。
そりゃあ一番ポピュラーなのは、毎晩、膨らませ・・・
おお゛ーーーーーーっっ!、 ほっん、ごほごほ、
げ、げほげほん(笑)。 げほげほほん・・・ゴホン。
・・・ご、ゴメン。 な、なんかムセちったwww。
