これにて打ち止め、千秋楽
「打ち止め」なんて言いますが、パチンコ屋の用語ではありません。



☆
れっきとした相撲の言葉でしたw。
お相撲由来の言葉は結構色々あるものです。
令和三年、春場所国技館が無事に終わりました。
「今場所もよかったね♪」
なーんて言って土俵から神様を見送る。それが大相撲というものです。
それは例えればまるでお祭り。秋祭りのような感じです。
予定調和だったり番狂わせだったり、没落だったりスター誕生の脚光だったり、色んな要素を取り混ぜて見せ我々にラッキーをくれる。
そして終わればすべてが丸く収まっている。
だから、「神事」です。
毎回、今場所はいったいどうなることかと心配してしまうのは、やはりアタシたちには相撲をスポーツとして見ている感覚もあるからですが、でも、終わってみればやはり色々と見せてもらって「ご馳走様でした」となります。
めでたし、めでたしの幕の内弁当ですww。
とても晴れやか。
やはり高安は千秋楽でも負けてしまった。
「弱い犬ほどよく吠える」なんて言いますが、ああやって手をバンと叩いているのはまさにそれでしょう。
プレッシャーがやはりあった。
対戦相手は碧山(Xペキヤマ Oあおいやま)でしたがww、相手の手の内に入り込むように負けてしまいました。
終わった後、ペキは花道あたりでデカイ音でバンと手を叩いたそうです。
やはり土俵では我慢していたのです。
高安にやられて、すぐにやり返すようでは負けてしまいます。
そこは「気持ち」というものの不思議さがあります。
つくづくそれを感じずにはいられません。
高安、荒磯親方(元稀勢の里)の時を思い出すとともに、所属の田子ノ浦部屋というのはメンタルの弱い部屋かと思ってしまいます。
実に興味深いものがあります。

優勝決定戦、三人が残って「三つ巴戦」なんて、ちょっとは期待しちゃったりしましたが、貴景勝は負けてしまった。
でもそれでいいのw。
相撲はプロレスじゃないんだからw(笑)
そうした様々な葛藤を見て、大きなドンデン返しもなく終了すれば我々はご満悦。
それが観客の役目なのですwww。
照ノ富士はいよいよ大関を確実にした。
それどころか優勝で復帰を飾りました。
これから他の大関たちには怖い存在になるでしょうが、「横綱候補の筆頭」なんて早くも言われています。
鶴龍も悩みながら引退してしまいましたから、もともと暗黒の横綱白鵬だけでは荷が重い。
どうなることでしょうw。
けど、家内が言ったwww。
「横綱であんな風にギチギチにサポーターをしてた人、
そんな人なんかいなかったでしょ!!」
あ、ああ確かにw。 しかし冷たいwww。

千秋楽の結びの一番は玉治郎たちがまた最後にやらかして盛り上げてくれましたww。
「玉治郎」というのは行司さんのことですが、以前、関取の取り組みの熱戦に巻き込まれて倒れこみながら軍配を差した人です。
関取にぶつかられ、真横に飛ばされながら土俵を見ないで軍配を差したw。
相撲取りの足を踏んで邪魔してしまったこともあったw。
今回、お相撲さんに巻き込まれて頭から倒れこんだのは伊之助でした。
今回は本人じゃなかったけど、玉治郎は軍配を差すのに控えから代理に上がるハメになりましたww。
なーんかこのシトって、どうにもアクシデントの星の下に生まれた気がして、つい笑ってしまいますw。
今場所も呼び出しの石田三成は元気そうでなによりでしたww。
「呼び出し」というのはお相撲で取り組みの二人の四股名を呼ぶ人のこと。
マイクを揺るがすほどの声量の人もいます。
そして、
石田治部少輔三成(いしだじぶしょうゆう みつなり)
がいるwww。
以前から家内と二人で注目している呼び出しなのですが、「石田三成」のイメージにピッタリの呼び出しさんがいる。
あの杓子定規で融通が利かず、とにかく四角四面、人情など眼中になく法を重んじる男。
関が原で家康に破れた男。
石田三成ですw。
顔も雰囲気も、すごく似ている呼び出しさんですww。
アタシたちは隠れたファンですw。
名前は「総一(そういち)」という人。
福岡出身です。呼び出しさんには苗字がないww。
まだ呼び出し格としては「幕下格」の呼び出しなのですが、幕内の取り組みに入ると、塩だのタオルだのを差し出しす取り組み前の世話係りとしてよく画面には映っていますから、見れば分かると思います。
アタシたちの「見所」としていることを他にもうひとつご紹介すると「軍配」というのがあります。
色々と文句が書いてあったり漆で龍なんかが描かれていたりします。見にくいですから、場所中に目を凝らして見るのが楽しみです。
このうち、アタシたちが好きな若狭塗りの軍配を持っている行司さんがいます。
若狭塗りでまだ箸以外の塗り物を作っているのは「加福漆器店」だけだったかと思います。
人間国宝の息子さんが跡を継いでいます。
地元の職人連中からは軽く見られていますけどw。
その若狭塗りの貝殻や金、卵なんかを散らした綺麗な軍配で采配をしている行司さんがいます。あれはここのもの。
この跡継ぎ氏、マウスやパソコンケースの漆加工もしてくれますので、お金があったら特注するなんていいかも知れませんwww。
行司さんの装束も豪奢なもので、それは見ていて楽しいものですが、軍配というのも面白いものです。
それにしても、軍配というのは存在感というか士気を鼓舞させるものがあるとアタシはつくづく思う。
そんなことを思うのは何も大相撲観戦の余韻ばかりでもないはずです。
日本人の魂に訴えるような何かがある気がします。
きっと家康も、関が原の戦いでは軍配で大いに采配を奮ったことでしょう。
アタシがもし政治家だったらw、この行司さんの「軍配」はひとつは持っていたいと思いますが、どなたかが持っているという話を聞いたことはありません。
あーーー・・・。
でも立憲とか共産とか、ダメ野党の連中が持ってたらダメでしょうなwww(笑)。
差し違えてばかりで切腹するしかないからwww(笑)。
行司さんが勝敗を決し東や西と采配しますが、これに「モノ言い」という疑問がつくことがあります。
これが間違っていることを「行司が差し違えた」と言います。
差し違えをすると行司は切腹するというのが古来から伝統とされてきました。
自分が采配の間違いをしたことを「恥ずかしい」と、切腹することになっていたそうな。
そのため、今の大相撲でも位の高い行司は腰に切腹のための短刀を差しています。
だから、差し違えてばかりの政治家には持たせない方がいいwww。
おそまつ
※ インターネットのABEMA テレビになってお相撲は色々と見れるようになりました。
十両や幕下、それこそ朝からやっています。
そうしてお相撲が千秋楽、無事に場所が終了してからの儀式も見れるようになりました。
これはとてもよい。ありがたいことです。

場所の最後のしめくくり、「神送りの儀式」というものも見れるようになりました。
相撲の場所が終了すると、若い行司に神様が乗り移ったと見立てて、若い行司さんを胴上げし、神様を空へと送り返す。
そうして、場所が終了となります。
そうして最後の最後、土俵の真ん中に埋められているお供え物のスルメとか米とかそうしたものをスコップで掘り返し処分して終了となります。
ABEMAを見るようになってこれが見れるようになった。
でも、ちょっとアタシは気になったことがあった。
このスコップで掘り返したお供え物の処分を無頓着にコンビニのビニール袋に入れて持ち出していた。
観客だってまだ見れます。
まだ残っている。
これが実に見苦しい。
神事なんですからもう少しカッコはつけてもらいたいと思った。
伝統なら、古来はもっと小洒落たものに捨てて持ち去ったことでしょう。
ビニールに入れて捨てるんじゃ、まるで犬の始末みたいですwww(笑)。
ABEMAチャンネルを見るようになって、毎場所これをやっているもんだから、とうとうアタシは相撲協会に「ご意見」を書いた。
「いくらなんでも犬のクソじゃないんだから、コンビニの袋はいかがなものか。
せめて編んだザルとか編みカゴとか、そんなのを使って始末してはどうか。
相撲ファンはABEMAで最後まで見れるようにもなったことなんだから(怒)。
お願いします。」
なーんて、書いて送ってやった。
しかしあれから、未だに改善の気配はありません。
ただのデブでは困るんだけどwww・・・。ったくwww(怒)
おそまつ
