電話噺、電話番号通知サービス
我が国の電話線にとうとう光ファイバーが導入され、やがてINSネット64とか1278とか訳の分からんものが入ってきてww、「電話はもっと便利になる」なんてことがよく言われたものです。





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当時は国策として「光ファイバー網」ということが進められたのでした。
まあ、今でもそれは一部で残ってはいますけれどもw。
・・・ADSLが廃止になって、いったいどうするってんでしょう。
困ったものです。
アタシの場合、基地局に近いもんだから困ってなかったんだけどwww。
しかしそれにしたって日本の電話の遅れた部分は相変わらずです。
今でも、例えば日本の電話番号というのは自分では選べません。
そんなくせに何を偉そうに(笑)、、、今でもそう思いますwww。

そんな頃、電話番号を通知してくれるサービスができたというのでちょっと注目がされたものです。
イタズラ電話の防止にもなると言われた。
昔は「イタズラ電話」なんて、今よりずっと多かったのです。
人々が糸電話でつながることを楽しむあまり、そんな逸脱も多かった。
好きな子に無言電話をかけたり、クレームをして騒ぎを起こしたり、意味のない苦情をして鬱憤を晴らしたり、ランダムなイタズラ電話、などなど。
先日いただいたコメントでは「公衆電話をガチャガチャやって無料でかける」なんて、そんなお話もいただきました。
つまり、みんな電話で遊びたがったわけですwww。
ああ、確かに。そんなことはありましたww。
アタシは公衆電話の番号を知りたくて色々と調べたりしたw。
アタシは不便な呼び出し電話の代わりに、公衆電話を使おうと思ってた。
某新人女優の電話番号をなぜか教えてもらいかけるかどうか悩んだこともありました。タイプではなかったw。
彼女は生き残り、今でも女優をやっておられますwww。
電話代は馬鹿になりませんが、結局、みんな電話というものが大好きだったのです。
果ては深夜に電話が女子の一人暮らしなんかにかかってきて、
「えぇかぁ、ええかぁ? ええのんかぁああwww♪」
・・・あ、いや・・・ww。
これは違ったwww。
不審な電話が日本の空をやたらと飛び交っていた、そんな時代というのがありました。
それこそ永田町界隈では妙な匿名の電話が選挙前となると必ずかかってきて、対立する派閥同士が牽制したりしたものでした。
不審な電話が事務所にかかってきて、どこの組織はもう貰っただの、あそこは裏切っただのと揺さぶりをかけたりした。
そんな電話だったのに、「かかってくる電話の番号が分かってしまう」なんて、まるで「逆探知」もいいところだったのでした。
誘拐事件や脅迫事件、これまで警察が苦労してきたのがまるで嘘のような新しいサービスだったのです。

・・・ところが結局、このサービスはわざわざINSに加入したり電話機を買わないといけないというので一般にはあまり普及しませんでした。
NTTとしては「かけ声倒れ」に終わったものです。
電話文化というのは、きっとどこかで匿名性というのが前提で、どこかでみんなそんな糸電話を楽しんでいたのかも知れません。
後ろめたい人というのも、この国にはあまりいなかったのでしょうww。
そしてケータイの時代になり、今や個人と個人が常に「つながる」という時代です。
昔よりは個人の「つながりたい」という欲求はずっと強くなったかもしれません。
なにしろ電話というのは、無意識にそこにあるモノになった。
用がなくても始終誰かとつながっていられる今のような時代は、「イタズラ電話」だって意味がなくなってしまったのでしょうか。

そんな頃の振り返りのこと。
大学時代の友人、まさしく「アニマル」と言えるような下種な性格で定評があった友人が転勤したと聞きました。
とうとう野郎が島流し、遠方に飛ばされたというので、めでたしw。
アタシたちはお祝いwにと酒を呑みに集まって、彼のところに電話をかけたものです。
学生時代の友人たちと久しぶりに群れ集い、酒盛りをしながら、独りぼっちになったアニマル君に電話をし、せいぜいからかうという趣向。
ちょっとした酒のツマミだったのでした。
休日に集まって彼の寮に電話をかけ、さぞかし寂しかろうと言うと彼は強がった。
「ビジネス戦士は北の果てだろうが南の僻地、どこででも戦うのだ」
なんてヤツは言ったwww。
まだ世間すらろくに知らないような薄っぺらな若造が、ビジネス・ストーリーを真に受けたようなそんな青臭いことを言うのでしたww。
まだ、そんなバブルの余韻があったのかも知れませんwww。
そこで彼にアタシは「強がらんでもいい。お前の電話は盗聴されているから心配するな」なんて言ってやった。
お前の電話は盗聴されているし、寮生活やなにやらは監視カメラでこっちに配信されているんだ、と。
お前は一人じゃないんだぜ、なーんてアタシは彼を励ましたwww。
もちろん、そんなことを言われれば訝るのが当然です。
「じゃあ俺が何をしてるか言ってみろ」、と、そう言うから「我々と電話をしてるだろ」なんてwww(笑)。
集まった他の連中はアタシと彼との成り行きを電話のモニター音声で聞いている。
そこでアタシは、おもむろにガジェットを取り出したもの。
アタシが作った電子工作で、電話番号通知ならぬ、電話番号の発信トーンを数字に変換する検出器というものでした。
プッシュ回線はトーンと言って独特の和音が出ます。
実はそれは絶対音感がないと分別できない。
ところがそれを機械で拾って、ナンバーに変換させることができる。
アタシはその装置を作って仕事なんかに使って持っていた。
アタシはこれを利用して彼を引っ掛けようとしたのでした。
いえ、「作った」なんて言ってもwww、たいしたことではありません。
こういうのは電子工作キットなんかで普通に売られているものですw。
まるでプラモデルのようにハンダ着けをするだけの簡単なもの。
ラジオを作るとかインターホンを作るとか、盗聴器を作るとか、昭和の時代から一部の店で色んなものが売られていたものです。
「電子ホビー」なんて呼ばれて、オタク連中にはよく知られていましたw。
昭和の男子は電子工作でラジオぐらいは作ったことがあることでしょう。
「月刊ラジオライフ」・・・www。
なーんてのもありましたw。 今でもあるでしょうけどw
それは「抵抗」とか「コンデンサ」とか、電気の世界を知るための「教材」のようなものですが、あまり世間的には一般的なものにはなりませんでした。
ずっとマイナーなままでした。
なにしろ盗聴器とか隠しカメラなんて、製作過程は教育的なものだとしても、どうしたって使い道はちょっと「アレ」でしたからw。
教材指定にするとか、市民権を得るのは難しかったのでしょうw。
そうしてこっちはカメラでお前を見ている、と言い、彼に電話をプッシュさせその番号を言い当てたりした。
次第に疑惑が深まってきて、こちらの与太話を彼も信じるようになり、部屋中を探しまわるアニマル君の巻www。
ドタンバタンと、色々とひっくり返している。
電話口からもその様子がわかったw。
「そんなカーテンの裏になんかにあるはずないだろw」
なーんて追い討ちをしてw、アタシらは彼をからかった(笑)。
とうとう隠しカメラの発見を諦めた彼は、キレて言ったもの。
「もういい! もう二度と俺を覗くな!!」
www、彼はイラついて我々に言ったものですw。
それにしても集まった先の当の友人も、そろそろ電話代を気にし始めていた。
電話代は高い。
アタシもそれが分かる人間でした。
だから、アタシは電話をいきなり切った。
酒盛りをしていたみんな驚いたけど、これは脅迫電話の要領ですww。
すぐに彼から電話がかかってきます。
電話口の向こうで顔を真っ赤にしているのが分かるw。
「なんで電話切るんだよ!!(泣)」
「もういいって言ったのはお前じゃねえかww。(笑)」
しらばっくれるアタシ。
「まあ頑張れよ、隠しカメラはそのうち外すよう言っておくからさww。」
なーんて言って、アタシはまた話を続けます。
彼の赴任先のこと、仕事の環境、寮のメシ、地元に気に入った子はできたか、とか、まるでくだらない話。
「ハッ、」として、気がつくアニマル君です。
今度はこちらが着信で、電話代がかってくるのは自分だとすぐに気がついた。
今度は彼が電話をすぐに切ったものw。
こういうのはなかなか気がつくものではありません。
やはりそこは下種な男ならではというわけですww。
こちらが電話代を気にして、相手にかけさせたというのが分かった。
それでハッとして切ったのでしょう。
しかし我々は彼をサカナにして酒を呑んでいるというだけ。
もうこっちから電話などかけるはずもありませんw。
するとまた暫くして電話が・・・w。
「な!、、、なんで、かけてこねえんだよ!!(泣)」
「い、いやぁぁぁ、それは。・・・www
電話代がかかるからだろwww」
ネタばらしをするとまたブチッと電話を彼は切るw。
それでも我々は折り返してやらない。
しかし時間が経った頃、とうとうまた電話が。
電話口の向こうは錯乱した彼の声。
「dm34だそxxぬつつfk58いしrij@よああ!!!」

・・・ と、まあ、こんな感じの、くだらないイタズラをしたものですw。
もう今の時代、電話でイタズラするなんて誰もやりやしないでしょう。
要件があれば相手が運転してようが寝てようが、遠慮もなしに電話をかけてくる時代。
そしてお互いに意味もなくつながったままです。
耳にイヤホンをして何か話しながら買い物してたりする人もいます。
あれ、アタシなんかスーパーでやられると「統失」かと勘違いしたりしますw。
イヤホンは見えなかったりするしw。
アレにはいつまでたっても慣れません。
いつもギョッとしてしまうんだw。
ホンモノの、何かしらの電波を自然に受信してる人もよくいるもんだからwww。
そして今では相手先の電話番号は表示される。
ワン切りをして不審に思ってかけなおしてくれば好都合というわけです。
こっちは電話代はかからないというわけ。
こんなこと、今の若い人たちはきっと知らないかも知れません。
今のオッサンたちが、その昔、こんな風に電話をオモチャにして盛り上がっていたことをww。
おそまつ
※ ・・・それにしても、高安は今場所、優勝できるでしょうかw。
なんだか今場所はみんな78とか87とかだけ狙っているような、全くダラけた場所に思いますが、これで高安が優勝できなかったら、何か「呪い」のようなものがあるとしか言えません。
同部屋のキセノンもそんな後一歩で優勝を何度も逃したものです。
そしてやっと横綱になったと思ったら怪我をしたりして引退してしまった。
ツキというのはやはりあるのだと実感せざるを得ないからです。
そして実は今回の記事、ちょっと語弊が合ったかも知れません。
そこは「都会モノの戯言」としてお許しいただきたい。
どうしても都会に出た若者が今度はそこから地方に転勤となると、「飛ばされた」なんて昔から思ったものです。
何にもしてやしないのに「飛ばされた」も何もない。
大阪や東京、名古屋や福岡、大都市なら「出世」でも、地方の人口密度の少ない閑散としたところへの転勤となれば「左遷」なんて言ったりします。
実はそこにこそビジネスの種があったりするのに。
若造には都会だろうが田舎だろうが関係はありません。
まずは仕事を覚え、やり方に慣れ、常識的に生き抜くことを覚えるのが先決。
都会で揉まれるのがいいのか、田舎がいいのか、それはそれぞれの個性というものでしょう。
それがなぜか昔から、若者というのはみんな、大都市での活躍が王道だと思い込んでいたものです。
そしてバブル以降にそうした主張はますます強くなってゆき、転勤を嫌がる若者ばかりになりました。
別に嫁がいるわけでもない持ち家があるわけでもない、子供の学校があるわけでもない、なのになぜか若造のクセに地方勤務をとことん嫌がるようになったものです。

本来なら、そうやって地方勤務なら大いに手当てがつき、いわんや単身赴任だったら手当がつきましょう。
独身生活を謳歌して、あんなこととかこんなこととかw、まるで相撲取りのように色んなことができるはずなのです。
ですがそれをなぜか最近はしなくなりました。
みんなコマのように動かされるのを嫌がるようになった。
歩が金になる。それを忘れたか!
むしろ都会に埋もれてしまい、競争から脱落してしまうというのは歴然としているのに。
件のアニマル君も、そんなひとりでした。
それでやたらと地方勤務を痛がり落ち込んでいたものでした。
アタシらはみんな、そういう大企業ではありませんでしたから、立派なもんだと思っていたのでしたが・・・。
インチキ野郎は都会に残り混戦の中で戦うしかありません。
だからゲリラ戦にこそチャンスはありますw。
しかし正直な真っ当な道を歩んで、天下の王道を歩んで大事にされ、出世街道を進みたいなら、地方のひとつやふたついくらでも故郷としておけばいい。
こんなことは昔から言われた噺ではあります。
「釣りバカ日誌」www。
おそまつ
これってテーマ曲みたいなのがあったんですねぇwww。
面白い。
