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黒電話にまつわるエトセトラ

 せっかく思い出し話をしたのだからと、ここは少し続けてみましょうww。

 ちょっとしたトリビア集です(笑)。黒電話の時代の振り返りのこと。




 ・ 昭和の時代、電電公社から借りる形で使われていたのが黒電話でした。
 あれは個人の私物ではなかった。

 だから黒電話を傷つけたり破壊したり分解することは罪に問われるとされていました。
(Heeeeee(笑))

 このことは北朝鮮のことを考えると意味深ですw。
 あそこも「黒電話」こと「カリアゲ」の写真を粗末に扱えば死刑でしょうからww。



 ・ 黒電話のため電話線を引くとき、アタシたちは権利金を払い込む必要がありました。

 約10万円の権利をどっかから買ってきて電話を敷くのを申し込む必要があったのです。

 それはつまり電話の加入権ということです。

 電話の加入権自体に金銭的価値が生まれることになった。

 だから、これを質草にしてお金を借りるなんてことも行われていました。
(Heeeeee(笑))


 人が死亡したとか会社が倒産したとか、電話が不要になるとその権利を市場で処分してお金に換えるということが普通に行われていました。

 ところが、電電公社が民営化しNTTになって暫くすると、いきなり政策的にこの権利金をゼロするということが行われてしまいます。

 NTTが電話を敷く時に権利金を要求しなくなったもんだから、それでその市場価値は突然にゼロになってしまいました。

 各家庭、企業の電話加入権がいきなり無価値になりました。



 つまりこの時、日本から数兆円という資産が「蒸発」したことになります。
 バブル崩壊後のショックに追い討ちかけたことになりますが、なぜかこの巨大な経済事件についてはみなが黙っていたものです。

 経済学者ですら、ほとんどこの話を議論することはありませんでした。

 当時爆発的に普及し始めていた携帯電話に関わる利権、それがその理由だったのでしょう。
(Heeeeee(笑))




 この黒電話の権利が資産価値がゼロになってしまう前、黒電話は家庭にとっては大事なものでした。

 昭和の最初の頃など、電話のない家も多かったので呼び出し電話を頼むというようなこともやられていました。

 隣人から醤油を借りたりするように、人の電話番号を使って呼び出しを頼んで貰ったりした。
 もちろん、こういうことを頼んでいればお歳暮など盆暮れの挨拶をちゃんと欠かさなかったものです。

 テレビなどもそうでしたが、近所の人々が力道山のプロレスを見にテレビを持っている家に集まったりした時代がありました。

 そうやって技術の進歩が地域社会の結びつきに貢献したものですが、電話の呼び出しというのも、コミュニティの結びつきの一貫として普通に行われていたものでした。
(Heeeeee(笑))



 大事なご家庭の資産でしたから、ありがたく呼び出し電話なんかを頼みました。

 家庭の主婦が黒電話を磨いたり掃除するのはごく普通のことでした。
 ホコリの付きやすい、まるでエナメルのような黒電話にせっせとハタキかけをしてみたり、黒電話を掃除するためのワックスも売られていました。

 
 カバーをかけたり、電話専用の台なんかを用意したりして、黒電話は家庭の人気者だったのですww。


ABEMA

 ・ 裕福な家では屋敷に「電話室」というのが設置されていたところもあります。

 これは黒電話ばかりか戦前からあったものですが、黒電話の時代にもその名残りか、電話室というものを使って電話をするようになっていた屋敷もありました。
(Heeeeee(笑))

 大きな繁華街の歴史のあるキャバレーなんかだと、今でも「電話室」というものがあるところがあります。

 とても魅力的な雰囲気の部屋で、レトロなそれは今でも使われているはずです。


 これまた歴史のありそうなお姉さんたちがホステスとして今でも働いていますw。
 
 その電話室から馴染みの客に来てくれるよう電話をかけている姿は、まるで昔の時代にタイムスリップしたかのようで郷愁を誘う素敵なものがあります。

「お代わりのビールを下さい!」




 ・ いくら奥様が掃除に余念がなくとも、それでも受話器が長年の使用で耳垢で黄ばんでいたり、ポマードをつけたお父さんや若い息子のせいでギトギトと脂がついていたりして汚れるということはありましたw。


 そして電話台の下には電話帳、個人の電話帳があったりした。


 かかりつけの医者、実家、連絡先、部下や上司、それが手書きでいちいち書き付けてあってアイウエオ順に書かれていた。


 「連絡網」なんかもそこに挟んであった。

 学校からは「父兄連絡網」なるものが配布され、学校からの連絡の申し送りを父兄間でするようにされていたものです。

 その連絡網にはちゃんと「呼び出し」の家庭だった場合の欄がありました。
 電話の引けない家庭にも社会からの配慮があったことが分かります。





 まだ黒電話の時代は「長電話」というのはあまりありませんでした。
 電話代も高く、みな要件だけを話して手短に切ったものです。


 やがて「親子電話」というものが登場し、黒電話の代わりに違うスタイルの電話機が電電公社以外から売られるようになります。

 電電公社からの貸与電話も、黒電話からピンク電話、緑の電話など昨日ごとに種類分けされてゆきました。


 「親子電話」が普及して電話線を分岐させて家族のみなで共用し、子供が自分の部屋に電話線を引くようになると、子供の「長電話」が問題となります。


 長電話の電話代は経済的にも負担は大きく、子供らの非行問題が社会問題にもなりました。

 親の目の届かないところでどんな話が発展してしまうか、これが問題となったのでした。

 その頃はまだ、それだけ社会が子供たちと関わろうとする余裕があったのかも知れません。


 昭和のテレビドラマなんかにはそんな長電話とティーンたちの電話を通じた青春のひとコマが描かれています。


 少女らがタバコを覚えたり、イケない関係をしてしまったり、望まない妊娠をしてしまったり、積み木を崩したりしたww。


 いつの間にか、その風景にはもう黒電話の姿はなかった。



おそまつ


※ 「積み木崩し」ってありました。

 そのドラマの前には「伏線」と呼べるような数々の事件がありました。

「受験生殺人」「バット殺人」「ピアノ騒音殺人」などなど、「家庭内暴力」という奴です(笑)。

 今なら夫のDVの方が問題でしょうし、子供が被害者である方が多い。


 当時の子供らは、戦前のまるで大人たちの「道具」のように扱われていた時代から様変わりし、モンスターとして牙をむくようになったのでしょうか。


 ストレスや鬱憤から親を殺めたのでした。

 そのストレート過ぎるほどの反抗に正面から立ち向かえない欺瞞した親たちが犠牲になった。




 「積み木崩し」というのは、最初はご本人が病気を抱えていたことから「グレた」というお話だったようです。

 キッカケの何もない事件とは違っていたようです。


 題材となった娘は早く亡くなり、親御さんももうこの世にはいません。


 確か、オルソンさんをやっていた気がします。

 あの乾物屋だか雑貨屋さんの主人のオルソンさん。

 オルソン婦人も実に邪悪な人だったw。
 
 「大草原の小さな家」の話、その声優ですwww。


 そういえばあのドラマ、後年になって「実は俳優らはお互いに嫌い、いがみ合っていた」なんて暴露がされたりもしました。




 ともかく、人はみな必ず骸になります。

 公開しないよう恥ずかしくなく生きてゆけばいい。


私も恥の多い人生を歩んできたのですから、こんなことは偉そうに言えないかも知れませんがw(笑)。


おそまつ


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No title

こんばんわ♪
いつもありがとうございます!

ひと昔前の邦画でも、洋画でも 黒電話で電話をかけるシーンで、俳優さんがダイヤルに指をかけて "ジーコ ジーコ" って回すあのしぐさと音が何だかカッコよく感じたものです。
あれそのものが もう立派な演技でした。

黒電話じゃなかったですが、"ピンクの電話" ってコンビ漫才のお二人も記憶に新しいです。


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