うどん県で天かすのプロを見た
うどん県を何度か訪れましたが、その度にうどんばかりを食べていました。
☆
どの店もコシがあって喉越しが素晴らしいものです。
小麦粉の味までして香りまであります。
それでいて粉っぽいところがまるでありません。
すっかりその魅力に取り憑かれてしまいました。
子供の頃、市販の茹でうどんを買ってきて小さくちぎって釣りの餌なんかにしたものです。
柔らかいうどんを水のなかでクチボソとか、そんな魚たちがつついて食べて、それを竿から感じて楽しんだ。
よく釣れた記憶があります。
そのぐらい「うどんなんて」と、軽んじたものがアタシにはあったのでした。
ところがどうして、とんでもないw。
うどん県のうどんを一度でも食べたら、ちょっとそんな失礼はできませんw。
しかしなんと言ってもお得宗教の信者のアタシ、取り放題、かけ放題の薬味のネギや天かすが嬉しいのです。
冷たいうどんで天かすをかけて、バリバリとした食感とグドングドンとしたうどんの食感のハーモニーを味わいました。
でも、やはり食べていくうち、天かすがどうしてもふやけてしまいます。
こうして今、自宅で味噌汁なんかに入れてますがもちろんすぐにふやけてしまう。
それも美味しいのだけど、どこか残念です。
うどん県でもそんなことをちょっと悩んだアタシでした。
うどん県のうどん屋さんはみな手軽なものです。
「セルフ」なんて言って、カウンターで注文して会計をすると自分で客席に運んで食べるスタイルのお店がほとんど。
さっと来てさっと食べて帰ってゆく。
あまり仰々しいものはありません。
だからあまり他のお客を見ることがありません。こっちも食べたらすぐに出て行く。
混んでいる人気のお店でもどんどん人がはけていきます。
回転率がいいのでうどんも格安です。
美味しいうどんが格安なのですw。
ある日のこと、店を探したら、たまたま時間が中途半端でどこも仕度中でした。
居酒屋とうどん屋を兼ねた、いわば二毛作方式のうどん屋さんを見つけました。
店内は半端な時間なのでお客さんもまばらです。
だもんだから珍しく、ゆっくりうどん屋さんの店内で寛げることになった。
入ってきたサラリーマン風のお客さんが近くに座ったので、アタシはそれとなく観察します。
その人、盆に冷たいかけうどんと、小皿を用意して運んできた。
その小皿には無料の天かすを入れていたのです。
プロかっw! / 赤い水性っ!www
アタシはすぐに分かった。
天かすがふやけないよう別皿に取って、食べる瞬間、口に運ぶときに適量をかけて食べるのです。
これは参った。さすがだと思った。
よく考えれば当たり前なんですが、なかなか実践するのは難しい。
決まりきったスタイルを思い込んでいるのでなかなか思いついても出来ません。
その後、真似をしてやってみたら美味しいこと、美味しいこと。
シャクシャクした食感とうどんのグドングドンとしたあのコシが、いつまでも同時に味わえるというわけです。
これは、したり!ww
★ 忘れてました。
先日買った天かすも、そんな風にいただけばよかったのです。
そんなうどん県での振り返りのこと。
★ ちょっと前のこと、確かデカプリオの映画「タイタニック」だったと思うのですが、ネットの実況を見ながら観賞していた時のこと。
海水が船内に流れ込んできて溺れそうになるシーン。
誰かが呟いてみんなが吹いてしまった。
「これがうどんの茹で汁だったらなぁw」
とwww。
「ちょ、それ、うどんの茹で汁って飲むものじゃないしw」
「お前、うどん県だろ、わけわかめxfu,n53f9f(笑)」
「どんだけうどん好きなんだよww」
大いに波紋を呼んだ発言でした。
うどんの茹で汁が産湯だったりして。
めいしくおしあがれ
