音楽のアレンジを考える
これ、原曲は何の曲だったかw。
こんな風に、音楽の曲調を変えたり雰囲気を変えることで、いわゆる「アレンジ」というものがあります。最近、アタシがハマってることw。
彼らはちょっとやり過ぎてしまったりするほどです。
でもそれが面白いのw。
元の曲をクラシック調にしてみる、ラップ調にしてみたりします。
彼らは「カバー」というわけでもなくて、むしろそのアレンジするという発想自体に存在意義を見出そうとしているのよね。
歌詞はそのままに、雰囲気を変え、リズムや旋律を変えてしまう。
オリジナルの曲にはまた別の可能性があったかのような、パラレルワールドw。
それはまるで音楽の神に導かれたかのよう。
・・・
だから最初は、何の曲だかまるで分からないぐらいがいい。
耳をじっと澄ませて聞いていくと、どうやら歌詞には思い当たるところがあって、やっと私たちはオリジナルの曲に気がつく。
よく聞いていた曲、知っている曲、好きだった曲が改めて新鮮なものとして再び甦るw。
歌なんて、いずれは口ずさむことさえ忘れるもの。
「オールド・ハビット・ダイハード。オールドソング・フェイドアウェイ♪」
(悪しき因習は生き残り、古き歌は消え失せる。)
・・・でも、また古い歌が甦るなら、それはそれで素敵なことw
そんなところが面白いと思うのです。
ある種の立派な芸だと思います。
そんなのを面白がりながら聞いて、頭の中ではオリジナルのメロディと較べてみたりする。
とても楽しい、癒されるような趣向だと思う。
それはオリジナルへの敬意があって初めてできるもの。
やっぱり人生と時間って曲とともにあるものだから、それを優しい思いだと感じる。
人間として、「尊厳を重んじる」というのはやっぱり大事な姿勢なんだと思う。
なにしろそれは「変え歌」ではないのよ。
「音楽的」という意味では、きっと音楽の世界を少し狭く感じてしまうところでしょうが、だから逆に気持ちがいいというのもあるwww。
「結局は音楽なんてこんなものサ」なんて、そんな軽さがあってちょっと安心してしまったりするw。
だって、音楽というのはヒトの人生に影響を与え、意識さえ変えてしまうものがあると思うものだから。
それでこんなアレンジを楽しく見ていたら、ふと思った。
「先祖返り」ってのもあるかも知れない、なーんてwww。
これは古いモータウン風にアレンジしている、なーんて思ってたら、実は原曲自体も何かの曲をアレンジしたものだったりするのではないか、と。
黄金の1980年代の洋楽は、実は1930年や1950年のモダンタイムスを元にしてたとしたら?
それをアレンジしたつもりが、「先祖返り」になってしまうとかw(笑)。
そうして元々の姿が見えてしまうとか・・・。
成長した二世の若者が強くなってゆき、意外といいぞなんて期待される。
そして、これはどうもオヤジさんに似てきたと言われるようになる。
精進し、そしてもっと強くなってゆく。
オヤジさんは琴の若で元関脇。
で、どうやらオヤジさんに似てきたように思ってたら、そのまた父親、つまり祖父の琴櫻傑將、つまり53代横綱琴櫻に似てくる、と。
と、まあ・・・w、あの人たちもそんなストーリーを思い描いているのかも知れませんw
w。
そんな「先祖返り」というのは我々人類にはよく言われることです。
よくありがちなこと。
何かの因縁とか、先祖の恨みとかw。
挙句の果てには「猿だった時代の名残り」とか言われるw。
・・・でもww、
「ち、ちょっと!
サルとホモサピエンスはまるで違うものよwww!!」
ストーンズの「ザッツ・ハウ・ストロング・マイラブ・イズ」はオーティス・レディングの曲がオリジナルでした。
彼らはそれを見事にロックにした。
最近ではマルーン5がバッハのアレをやったけど。
ちょっとあれはどこか物足りない(笑)。
アレンジ不足に感じてしまう。愛がないのよw。
「オリジナル」って何だろうとも思ったりする。
全ての旋律は必ずどこかに似ているものがある。
完全に無から有を生み出すなんて創作の世界ではもうないんだろうか、とか。
「神は死んだ」と言った哲学者、そのニーチェはもしかすると「オリジナルの神などいない」と言いたかったのかも知れません。
たとえ「唯一絶対の神」というのがいようとも、それは人間には知りようもない。
だって神様なんだものww。
人間が信じている「神」とやらは、結局は人間によって都合よくアレンジされたものに過ぎないのだ、と。
そしてその神はやはりホンモノの神々の姿を借りている。
ニーチェはそう言いたかったのかも知れない。
あーめん。
ニーチェに、、、。
ま、まあ、乾杯しときましょうかwww(汗)。
おそまつ
※ 今回は複数のYouTubeを貼り付けてみました。
もっと上手い見せ方ができるなら、例えば「一覧比較」なんてできたらいいんだけど、あまりにこういうことは多いのでやり始めたらキリがないのよねw。

ローリングストーンズ。
かつてのミックは髪がフサフサ。
い、今は・・・う、植毛?w
彼の娘は言ったそうです「父が踊っている姿を見るとつい笑ってしまう(ほど無様)」とかww。
いい歳をしてあまり安っぽいい方はしたくないですが、ロックってのは魂を揺さぶるのは確か。
それはブルースから来るものであり、やっぱり奴隷黒人の霊歌からきているルーツがあるからなのかも知れません。
音楽ってのは、やっぱり価値があるものなのよねぇw。
次のが天才オーティス・レディングのオリジナル。
やっぱりクルものがありますww。
魂へ語りかけるものがある。
そのいくばくかを汲み取ろうとしてカバーした、アレンジしたなーんて、ちょっと素敵じゃない?w
・・・いえ、日本にだってあるのよ。
日本の有名なロックン・ロール。
「上を向いて歩こう」っての、ロックもあるのヨww。
おそまつ
