大相撲・御嶽海関とニックネームのこと
大相撲に御嶽海関という人がいます。
なんだかこの話をしてたら、思い出した。
☆
今場所は小結。関脇まで行ったことがあります。
大勝ちしたり負けたり、とにかくムラのある力士で、期待されていたらあっさりとズッコケたりするw。
それで二回も優勝経験があるというのにまだ大関ではありません。
長野県の出身で、相撲界に入るギリギリまで公務員になるかならないか考えていた。
ママはフィリピン人。Barを経営しています。
そのママが言ったのでした。
「あら、ヒー君たら、いつの間にかこんなに強くなっちゃってww」、ってw。
だから御嶽海関のことをニックネームで呼ぶというなら「ヒー君」というのが正しい。
コロナの前のことですが、御嶽海関のママはよく応援団を駆り出した。
経営しているBarの客を引率したのか、大応援団を率いて大型バスで団体で国技館に来ていました。
それが御嶽海の、いわば「木曽の赤い軍団」なのでした。
「さあ、お前たち!今日は国技館にいくよ!アタシのヒー君を応援するんだ!」
「え、ええーーー、ママぁ、俺たちもう酒でフラフラだよ、このまま寝ないで行くのかね?」
「だらしないね! 力士は応援されると強いのサ、ほら!とっととお立ち! 両国へ行くよ!」
なーんて感じだったんでしょうかwww。イメージです(笑)。
御嶽海のご母堂は彼が新入幕してから、長野からよくバスをチャーターし、一大応援団が国技館に駆けつけていたものです。
中央道を長野から両国国技館へとバスが爆走してゆきます。
ヒー君の取り組みに間に合わないといけません。
車内は二日酔いのBarの客たち。ママだけが元気いっぱいですw。
ママが応援団のリーダーなのですw。
きっと道中は、御嶽海関を応援するタイコなんかが高らかに鳴り響いていたことでしょう。
それこそ中央道のドライバーは目を見張って、何事かと道を譲ったはずです。
なーんてwww、・・・これはあくまで私の妄想ですが。
きっと、こんな感じだったかもww。
だとしたらいいなぁwww(笑)。
この赤い応援軍団のみなさん、あんまり声援が大きいもんだからw、館内の警備をしていた鳴門親方、元琴欧州さんが注意に行ったほどです。
それは確かですw。
あれでヒー君のママはよく「出入り禁止」にならなかったものですwww。
国技館の地下で呑気に好きなカレーを食べてた鳴門が呼ばれて、説教しに行った。
「おかさん、あまり大きな声援よくないですネ。遠慮するでスのいいことです。」
なーーんてwww。
それにしても、この御嶽海関を「ミーたん」なんて言う連中がネットにいて、アタシはちょっと憤慨していますw。
それは「愛称」とかニックネームとしては認められないものだから。
タニマチでもない一介の相撲ファン、外野に過ぎない我々は、関取が部屋でなんと呼ばれていると聞けばその通りに「ハーちゃん」なんて言ったりする。
しかしそれをネットで、別に誰が公認したわけでもないのに、御嶽海関を「ミーたん」なんて勝手に連呼し始めたのがいる。
そんな勝手な呼称をニックネームとして定着させようとするのは犯罪的だと私は思うのですw。
・・・だってそうでしょwww(笑)?
御嶽海関が「ミーたん」だってなら貴景勝は「ケーたん」か?「ターたん」か?
そのニックネームはあまりにもガキっぽい。
それでどの力士もそんな、まるで短縮ダイヤルみたいな呼び名にしてしまって、それでいいのか?
まるで中二病全開ではないかwww。
例えばアタシは嫁と二人だけで、北の富士勝昭のことを「勝沼」なんて呼んでます。
そういう名前を間違えるというのは日本人としては愛情表現のひとつです。
わざと名前をヒネったり音読みにするというのはそういう意味があります。
だから日常では他人が人の名前を間違えるのは失礼とされます。
馴れ馴れしいから。
わざと間違えて冗談めかしていいのは親しい人だけです。
つまり公けのソースがないニックネームなんて、ネットのような場では通用しないのです。
公けの場で通用する「あだ名」というのは、何らかのストーリーがないといけないのです。
最近、ついに引退してしまいましたが栃煌山関というのがいます。
彼が吊り出しで土俵の外にもってかれた時、あまりにジタバタもしないもんだから北の富士は「お歳暮のシャケじゃないんだからw、なんで抵抗しないのかねww」なんて苦言を放送で言ってしまったw。
それで彼は「シャケ」なんてニックネームがついてしまった。
放送で出た言葉、それは公のものです。
こういうのが「ニックネーム」と言うものです。
まあ、この件では勝沼は「言い過ぎた」と反省しているそうですがww。
つまり、私が言いたいのは、公的なところで表明されたことはニックネームになってもいいが、「公的な露出」がされてストーリーがあるということ、逆にそれはニックネーム成立の条件ということです。
ネットで話題になって「千代丸たん」なんて呼ばれて人気になった。それがテレビという公器で拾われたというなら、それはもう「千代丸たん」でいいwww。
しかし、個人的な愛称ということと世間的なニックネームは違う。
我々が個人的に北勝富士を「ウィンピー」と呼んでるからって、それは「内輪ウケ」の話でしかない。
なんだかそういうことを勘違いしてないか。
それが私の問題意識なのですwww(笑)。
「ニックネーム」というのは、共同体意識の中で生まれるいわば符牒のようなものです。
それを知っていることで「共同意識」という一体感が生まれます。
「ジャーゴン」というのもそんなものです。
しかしニックネームとして通用させるには、外部や社会的なところから「認定」されたネタがないといけない。
我々が勝手にアントニオ猪木を「アゴの木」と呼んでたって、それは世間的には通用しないのです。
ただ私と嫁だけで通用するというだけでしかない。
つまり、ニックネームというのは社会的なものなのです。
だから私は、ご母堂が御嶽海関を「ヒー君たら強くなっちゃって」と言った報道をソースとして「ヒー君」と呼ぶべきだと思うのです。
他に適当な愛称がないのであれば。
だいたい、同級生じゃないんだwww。
「みたけうみ」だから「ミーたん」だなんて、あまりにガキ過ぎるセンスだw。
それはあんたの家庭で話しているレベルなの。
それをネットで言っちゃダメだwww(怒)。
そんなのをいつも繰り返して発言し、普及させようとしている人がいる。
私はそこにカチんと頭にくるのですwww(笑)。
なんだかプライベートなことと公的なことが混同される風潮があるのではないか、それがアタシのイラつきです。
「新入生の土田和男(仮名w)です。だからカズって呼んでください!!」
そんなことを言っても、たいていそんな要求には誰も応えないものです。
で、挙句には「ツッチー」なんて呼ばれてしまう始末www。
ニックネームなんて自分で勝手に決められないものなのです。
対戦相手の力士が、その肉の質感を称し、「あの力士のカラダは柔らかくて、まるでパン生地のようだった」、そんなことが報道で伝われば、明瀬山関は「パン生地」と呼ばれてしまう。
そんなものです。
明瀬山関、最近は「アリ地獄」なんて新たなニックネームもいただけそうですが・・・w。
いったい、御嶽海を「ミーたん」なんて、
勝手な呼び名を定着させようと工作しているのは誰だ!
ちょっとここへ出て来いwwwww!
なーんて・・・。
んで、アタシが吠えていた嫁が言うの。
「自分が『それはヒーくんだよ』って、訂正してればよかったんだよ」
「そんな勝手な呼び方がされたら自分が注意しておけばよかったの」
「そういうのが『工作』ってモノなんじゃないの?」
「繰り返されたら世間は信じちゃうんだから、対抗しないといけないのよ」
・・・確かに、、、。アタシはグウの音も出ない。
「え? し、しかしヨ、
なんで俺がそんなボランティアなんかしないといけないんだよ!」
「『気に入らない』っていうんだから、自分が何もしないなんてダメでしょ!」
「そんなこと、いつもご自分で言ってることじゃない!」
あ、ああwww・・・(欝)。
おそまつ
長嶋茂雄はチョーサンと呼ばれてた。
王貞治はワンちゃんと。
振り返りのことwww。
