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6P・ロッピーチーズ軽量化

 「6Pチーズ」という製品があります。
 まるい円盤型をちょうど6つ、小分けにされたチーズです。一つが60度の扇形です。

 雪印という会社は天下りを受け入れ続け、食中毒事件の対応で内部では経営がおかしくなっていることが露呈してしまい、上場廃止、解散に追い込まれた会社でした。

 会社が整理されたのは、なにも社長が食中毒事件を起こしながら「私は寝てないんだ!」なんて開き直ったからではありませんw。

 雪印への農水省役人の天下りの実態など、そこにメスが入ることを怖れたのだと言われています。




 官僚主導の酪農業の実態は、今の日本のバター不足、乳製品の高さ、その弊害を炙り出します。

 それは、牛乳が余っていて酪農家が泣く泣く牛乳を捨てていること、今でも続いている多くの問題につながることでした。

 マスコミもこれを深く掘り下げることはしませんでした。

 真相は闇に葬られたのでしょうか。

 しかし今でも、「牛乳が余っていながらなぜかチーズやバターが足りない」という矛盾があります。

 雪印は今は別組織となり、再生しようともがいていますがw。





 この6Pチーズというのは、そんな雪印という会社から発売されてきたものです。

 私が子供の頃は、これはただのチーズのひとつでしかありませんでした。
 それほどその美味しさを分かっていなかったかも知れません。

 給食でもチーズが出ることがありましたが、それはロッピーチーズではありませんでした。

 今思えばどこか味が違いました。

 私はやがてコーヒーの味を覚え、チーズには色んな種類があることを知ります。


 ロッピーチーズは牛乳の味が濃く、コーヒーにとても合うという発見もしました。

 牛乳本来の味がして、日本人向けの味、欧米でもほとんどないような独特の味わいがあります。






 嫁いわく、ロッピーチーズはあのボッテリとしたブロック状のチーズの塊をムチッと切り離して食べること、それが醍醐味であり最高なんだとか。

 同意します(笑)。

 コーヒーのお供になんかしたらそこらのデザートなどよりずっと濃厚で美味しい。

 チーズが後を引きそうになるのをコーヒーがさっぱりさせてくれるのです。




 バブル、その崩壊が起き、そして長いデフレが続きました。

 そうした時代の変化で、ロッピーチーズにも何かの変化が生じていたのかも知れません。


 バブル崩壊の直後、チーズケーキみたいな名称で同じように6つに円形が分割された、ピースのチーズ系のものが発売されるようになりました。

 それは「デザート」と謳っていて、チーズーケーキのひとつとして売られていました。

 クニヤッとしていて、まるでレアチーズケーキのようです。
 ロッピーチーズと同じような体裁で円形を6つに分けた扇形の個別包装で売られていました。

 チーズケーキですから、お高いというのは納得するしかありません。厚さも少し薄い感じがした。


 ・・・しかし今思えば、どうやらそれが「罠」だったのかも知れません。
 あの薄さは最初は目立ったものの、いつの間にか我々はあの薄くなったボリュームに慣れさせられていたかも知れないからですw。





 そんな頃、気がつくと、いつの間にかロッピーチーズも薄くなっていましたw。

 彼らはいよいよ軽量化に成功したのです(笑)。

 嫁と二人で注意してみたら内容量は144グラムでした。
 前はもっとあったはずです。
 確かです。168グラムはあったはずですw。

 昔は確かにもう少し重さがあったはずなのです。

 なんだちょっと軽い。
 なんだか記憶と違います。

「そういうご時勢なんだろうな」
「ちっともデフレじゃないじゃん」
「隠れてコソコソと値上げしとるな」
「円高なのにね」
「そうだなぁ、ガソリンも高いままだしな」

 なーんて、ひそひそと話したものです。



 ロッピーチーズについても、
「なんだか軽くなっちゃったわねェ」
 嫁は嘆息したものです。

 それから、私たちはすっかりウカウカしていたのでしょう。ほとんど買うことがなくなっていました。
 それがいつの間にか128グラムに。
 
「あ、あれぇぇええwwww」
 なんて、二人して驚いた。

 もはや笑うしかありません。

 気がついた時は軽量化は止まらず、どんどん進んでいたのでしたw。
 お値段は似たようなものです。
 値段だけ見れば気がつかない、そんな意図だったのでしょうか。

 「なんだか薄くなっちゃったわね(怒)」
 なんて、また嫁は言うのでした。




 そして今は、なんなんと108グラムだそうです!

 驚いた。

「ど、、、どんだけ薄くすれば気がしゅむのっ!」

 とうとう、嫁は叫んだのでした(笑)。
 ララバイwww(笑)。





 最近、このロッピーチーズの名前がネットによく流れています。

 「30年近い歴史があるだのこだわり」だのと、色々いいこと言ってますが、この重さについての問題は誰も指摘しないのでしょうか。

 これ以上薄くなったら、スライスチーズと変わらなくなってしまう!


 人間というのは長い時間をかけてやられると慣れてしまい、変化に気がつかないもんなんでしょうか。

 そりゃあ、スライスチーズぐらいの薄さになって、それでもロッピーチーズなんて認識でいられるかどうか。
 まあ、あちらもどんどん薄くなっていますから、競争でしょうか。






 しかし勘違いしてるってことはないのか。
 輸入チーズがあるのです。
 自由貿易、TPP、円高、ネット通販です。

 国内産チーズにこだわる必要は我々にはないのです。

 牛乳をチーズにする設備を導入すれば安く国内で作れる。
 それがないから牛乳は無駄に捨てられ、チーズは輸入に頼り高いまま、国産はどんどん軽く薄くなっている。 

 牛乳は保存があまりききません。
 乳牛はミルクを出さないと体を壊してしまうのです。

 尾根遺産のミルクならアタシが吸い出してあげてもいいが、牛はそうはゆきませんww。






 出たミルクをバターやチーズにするには金のかかった大型の設備が必要なのですが、なぜか国内にはそれが少ない。

 だからただ牛乳として売ろうとする。
 牛乳だってあまり売れるものではありません。
 スタバでタダで配ってもw、給食で飲ませても、消費が追いつかないほどです。

 そのくせ、「牛乳が余っている」という割りにはさっぱり安くなりません。
 ウチはもう牛乳はほとんど買わなくなりました。

 今はヨーグルトです。

ピーピーピービー言っても、六回繰り返してもww、そうは牛乳なんて買わんぞw。


おそまつ


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