ダメだ、あのコンビニは酒売ってない
大相撲。
☆
九州場所だから、つまり、これが今年の最後ということでしょうか。終わればいよいよ年末巡業だ。
もはや師走が迫りつつあるということ。
なんてこと。
ハッとw、気がついてしまった振り返りのこと(笑)。
振り返ってみると、ちょっと昔は、コンビニによっては酒が売ってないというところがあったものでした。
だからよくそんなセリフを吐いていた気がします。
免許がないんだかで、コンビニの店舗ごとに同じチェーンでも酒が売っているところと売ってないところが確実にありました。
私はその匂いを記憶から嗅ぎ分けていました。
昔からそうやって外呑みの男でした。
私は嫁とも歩きながら酒を飲みます。よく歩き、呑んでいます。
そうして、私はよく言ったものでした。
「あ、もう酒がないわ」と。
「あそこにコンビニがあるよ」と嫁。
「ダメだ、あのコンビニは酒売ってない」
「なんでわかるのw」
「あそこは前は酒屋じゃなかったから、免許が高くて買えなかったんだ」
「なんでそんな詳しいこと知ってるの?」
「前にお前とココを歩いたときに知ってる」
「しょ、・・・そんな前のことwww」
しかし、考えてみれば、今はコンビニで酒を売ってないところってないんじゃないか、そんなことに私はふと気がついたのでした。
こんな酒の入手のたやすい国はなかなかありません。
アメリカだって許可証や年齢確認が必要だったりする。
ひょっとしたら、今の日本は、世界と較べても異色なほどの酒大国なのではないか、と。
歩きながらや外で酒瓶を抱えて呑んでいて、逮捕されないという国は実はそうはないのです。
そしたら嫁、
「それは店にもよるんじゃないの? ここで買われて飲まれたら困るとかサ」
なーんて言う。
まあ、それはあるでしょう。
しかし、バブルの頃なんて酒屋の免許はプラチナチケットで、二千万なんかして売り買いされていたのは遠い昔のこと。
今は講習を受けるだけで誰でも売れる。昔はプラチナチケット、今は紙切れ。
どうしたって高値覚えでみんな売りたがるってものではないでしょうか。
あれからすっかり規制緩和の世の中なんだから。
どこだって売って商売しようというのが自然です。
さすがに、店先でクダまかれたらそりゃあ困るでしょうが、日本人はいくら呑んでもそう外なんかで大暴れなんかしません。
品よく大人しく、チビチビ外で呑むというのは、赤提灯でなくとも日本の誇れる文化なのです。
よっぽどの信条でもない限り、売っているってもんではないでしょうか。
・・・はっ、ムスリムのコンビニとかかっ!www(笑)
それに、今は外、野外で呑むという風潮はより強くなってきたと私は思うのです。
今はコロナの影響もあり、すっかり外でそんな風に呑むのが当たり前になった気がします。
外なら感染リスクが少ないと言われます。
それでかどうか、公園のベンチなんかで飲む人たちを普通に見かけます。
というか、私がそうして嫁と呑んでいると声が聞こえるもんだからwww。
公園のベンチで、通りのベンチで、そとのペデストリアンデッキで、コリドールで、みながコンビニや手近なところで酒を買い、銘々にみんなが酒をチビチビとやっているのです。
ツマミが欲しいなら惣菜を買ってくればよい。
尾根遺産が欲しいなら嫁に化粧をさせればいいw。
換気のよい外でコロナ感染を気にせず、厚着すれば地球温暖化もグレタも気にしなくてもいいのです。
そうして、遠慮がちに穏やかに物静かに外で呑めばよいのです。
私はそう思っています。
そうして、そんなことを話しながらアタシは嫁と歩いていて、ついクチにしたのでした。
「あ、もう酒がねえや」と。
「あそこにコンビニがあるよ」
「ダメだ、あのコンビニはなぜか酒売ってない」
「・・・w」
おそまつ
めいしくおしあがれ
