納豆混ぜは不精してはダメ
今更ですが、納豆というのはちゃんと混ぜないといけません。
それもお箸で混ぜてください。
少し大きめのドンブリにゆったりと納豆を出して、よくかき回してください。
泡が立つように混ぜてはいけません。
かき混ぜて、糸を引くように混ぜるのです。
面倒だからと、ギリギリ収まる小さい鉢に移して、スプーンでちょこっと混ぜただけなんていけません。
昨日、そんなことをしている自分に気がついた。ハッと気がついた。
ボヤッとしてつい不精していた。
納豆鉢が見当たらなかったので・・・。と、言い訳ww。
しかしいけませんw。
自分ではついツウのつもりで、「よく熟成した納豆」なんて威張っていたら、実はまるで分かってないw。
粘りが出て「糸を引いた納豆」と、そうではない中途半端な「発酵豆」はまるで味が違います。
納豆の糸にも味があるのです。
糸を引いて粘るからご飯によくからまります。
だからちゃんと、納豆をかけたご飯はお箸で食べられるのです。
お茶碗にクチをつけてかきこまなくてもいい。
「犬食い」なんかにもなりませんw。
そんなことしなくても、ちゃんとお箸で取ってご飯を食べられる。
海苔で巻いたりしなくてもいい。そのままパクッと美味しくいただけます。
不精してはいけません。
自戒とともに昨日の振り返りのこと。
納豆に洋カラシはいいでしょう。
山椒系のカラシもなかなか変わっていてよい組み合わせだと思います。
七味も合います。
濃い口の醤油でも薄口でも、たまり醤油ならほんの香り付けに。
甘めに仕立ててあるタレだと納豆は粘りがよく出ます。
なにも添付のタレを使う必要はありません。
アレは余らせれば自家製温泉卵のタレにできますw。サーモスで作る温泉玉子。
いずれにしても、納豆は最後はちゃんとかき混ぜてよく粘りを出して。
お箸で茶碗の中でよくかき混ぜます。
お箸でよく混ぜる。
それが納豆を味わう一番のコツです♪。
考えてみれば、ちょっと前にハヤった、ミツカンの「卵かけごはんのような納豆」というのは少し今までとは違った食感を提案したものでした。
その意外感が最初はとても新鮮でした。
あれに慣れてしまって、つい基本を忘れてしまったというのでしょうかw。
納豆は粘りと糸が命。
ダシをかけた「発酵豆」とは違うのです。
発酵+粘り糸 というダブルの楽しみなのですww。
だから、オクラを刻んで納豆と合わせるというのは少しもおかしくありません。
今はオクラのシーズンで、オクラはインドネシア産が業務スーパーで買えます。
中国、インドネシア、タイとそれぞれのシーズンが周っているようです。
オクラは冷凍負けしません。
シャーベット状のまま細かく輪切りにして、納豆と練ってあげればすぐに解凍してゆきます。
ご飯をいただく頃には美味しく味が浸みています。
粘りがオクラとダブル、二乗の効果でとても嬉しいw。
昆布の漬物、松前漬けなども納豆と合わせると美味しいものです。
やはり糸を引いているのでよく納豆とマッチしてくれます。
強烈な昆布のダシがありますので、納豆のタレはない方がいいと私は思います。
似たようなもので「山形のダシ」なんてのがあります。
あれは山形の人はスーパーで買ったりせず、それぞれの家のレシピで手作りするのだそうです。
素敵な話ですw。
イカそうめんと和えても素晴らしい。
納豆がとても豪華になります。
贅沢でとても味わいが深くなります。
イカにもヌメっとした食感がありますので、それが納豆に合うのです。
めいしくおしあがれ
