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最初のボディガードは、養護学校だった

 なんでもその役になりきる。
 プロとしての訓練を受けてなくともいっぱしのボディガード。
 アタシはそういう人間ww。

や、役者やのうぅぅううう(笑)


 しかし、近づこうとすれば、それはそれ、いつでもプロフェッショナルなのです。
 キリッ、なんつってw。

 ボディガードの最初。
 それはアタシにとっては想い出の深い振り返りのこと。


 「養護学校」というのがあります。
 一般の学校生活では支障がある発達に障害のある子供らを集めた学校。
 中にはそんな特別扱いは嫌だ、そんなところに入れたくないという親御さんもいて、彼らは普通の学校にも通っていたりします。

 まだアタシが大学に籍を置いていた頃のことでした。
 掲示板の告知で、養護学校が介添えのボランティアを募集していたのでした。

 その頃、アタシはすでに部下が一人いて、事業立ち上げの準備をしていた。
 お金もありません。
 そこでアイディアがひらめいたw。
 謝礼なんか出ないけど、ここはひとつ夏のバカンスついでに、どうか、と

 アゴとアシはついていますw。
 高原のバカンス。
 
高原の小枝を大切に! なんつっw なんつってェ(笑)

 早速、「研修だ」と彼を呼んで、一緒にボランティアに参加することにしたのでした。


 養護学校ですから、主に自閉症とかダウン症、そんな子供たちが対象です。
 その学校が夏の林間学校をするので、子供たちの臨時の介護要員を募集していたのでした。



 馬鹿らしい事前の説明会もなくて、いきなりスムーズでよかった。
 当日集合すると、常連のボランティア紹介されたりしてを軽くご挨拶。
 早速、ここからここまで誰と誰を見ていてくれ、なんて言われます。

 そして養護の子たちにも自己紹介。アタシらの担当する人々。
 彼らは焦点の定まらない目で黙ってボヤーっと、こっちをただ見ていますw。

 「よろしくお願いします。」、アタシはキリリとご挨拶。

 いざ出発です。
 アタシはすぐにその役割に溶け込みました。
 もう部下も、アウンの呼吸で瞬時に納得したw。

 アタシは、できるだけ彼らの自由を妨げないようにする、危険を未然に防ぐことに注力する、関係を深めない、介入しない。なーんていくつかの原則を作った。

 そして、ウチの彼にもそれを命じた。
 「これは研修も兼ねてるから」、なんて、新卒の彼に言い含めてw。


 そりゃあもう、言っちゃ悪いけどw、駅にいる時から、まるでゾンビのお子様版です(笑)。
 油断すればウロウロとバラバラと動く。
 最初からいかにも大変な感じです。

 でも表情こそ無表情ですがどこか楽しそうで、アタシはカワイイ人たちだと思った。

 彼らは自由。
 アタシらには彼らは未知の人々です。
 何も彼らのことなんか分かってない。

 アタシなんか「レインマン」なんか観たぐらいだけどw。それはちゃんと分かってるww。
 こっちが教えてもらわないといけないぐらいです。

 だからアタシらは彼らにずっと敬語を使い通しました。
 影では学校関係者らはギョッとしていたようでしたが・・・w。



 二泊三日、泊りがけの林間学校でした。

 ハイキングに行く予定も組まれていて、手作り教室、おやき作り体験、運動、毎日色んなイベントがびっしりと目白押しのスケジュールでした。

 しかしこれはアタシらには遊びじゃない。
 高原のバカンスだ(笑)。なにしろ小枝が・・(略)ww

 アタシたちの最大の責任は彼らの安全を確保することだけ。
 ウチの彼にもそれをしかと言いつけた。

 そうしてアタシたちは完全に黒子に徹することを誓い、ボディガードとして林間学校のお供をすることになったのでした。


 養護の生徒にはせいぜい自由にしてもらいましょう。

 いざという時は危険を予測して、もしもの時のために先回り、アタシらが立ちはだかる。
 それが第一です。

 ウチのはすでに行く途中から子供に叩かれたりしてました。きっと懐かれてたんでしょうw。分かるw。
 彼らには我々とは別な習慣があるはずだから。光栄なことですw。

 しかし子供とは言っても、もういい加減に大きい子達なのでとても痛かったらしいww。
 アタシはそういうのはなかったけど(笑)。

 とにかく黒子です。
 黒子w。ホクロじゃないw。

 ひたすら彼らの周りや後ろに影のようにつく浄瑠璃とか歌舞伎の黒子。
 とにかく彼らの好きなようにしてもらおうと、アタシたちは配慮を尽くすことにしたのでした。




 危険はいっぱいありました。
 行きの駅のホームの人混み。歩けばドブや側溝、道路は突然のクルマ、ハイキングでは崖。

 気を抜かず、黙って周囲に目を配りながら彼らの動きを誘導します。

 しかし、当の彼らはどうかというと、彼らは案外と分かっていて、別に夢遊病者のようなものではないのです。
 お得意の奇声だって、なんだかわきまえてやっているww。不思議。

 だからギリギリで彼らはとどまれる。
 突然に走り出して電車にそのまま飛び込んじゃうなんてないのw。
 そして、その先には必ずアタシたちがいたw。


 アタシには尊敬の念すらありました
 その人間としての自由さに。
 その独立した存在にw。

 この旅行で、アタシは英気を貰える気がしたものです。
 この林間学校はとても、とても楽しい経験でした。

 アタシにとっては宝物のような想い出のひとつです。

 色んなことがあり色んな不思議なことがあった。
 普通の人々とは違う養護学校の子たち。
 
 なかでもやはりボディーガードに徹したこと。
 アタシらは彼らの安全確保のためだけに動いたこと。
 それはとても充実したものでした。疲れましたけどw。

 彼らを邪魔しないようにした。
 そうやって自分を殺し役割だけを果たすこと。

 ウチの部下にもアタシのその後にとっても、多くの学ぶことがあったと、アタシは今でも信じています。



 他の先生やボランティアたちは手をつないだり、彼らにヒモなんかを持たせて動物のように引率したりしています。
 「こっちこっち!」、なんてやってた。

 それに比べ、アタシらは彼らの下僕としてサポートに徹した。
 できるだけ彼らの自由にしてもらった。
 やるのは誘導のみ。
 不用意な動きがあればさっと体を間に入れる。それで彼らは自然に分かる。

 アタシらは要人の警護役に徹したのでしたw。


 体を入れ、行ってはいけない方向をさりげなくふさぐ。
 視線を促して誘導しそちらへと移動してもらう。

 できるし彼らにもちゃんと分かるんです。人間だものwww(ミツヲw)。

 「おーい!、こっち!、こっちぃ!」、なんて、他のボランティアや先生は叫ぶ。
 アタシらは大声なんか決して出さなかった。
 
 「あちらへどうぞ、」、こんな感じですw。
 「お願いします」、ですw。
 アタシらだけそうやってた(笑)。

 とにかくアタシらは整然として寡黙、彼らには楽しく旅行を過ごしてもらうというだけに集中したものです。
 なにしろ、彼らはアタシらにはVIPなのですからw。



 アタシらがそれぞれ担当したのは主に六名ずつ、せいぜい十名ぐらい。
 ウチのグループだけは他とは動きが違っていたw。

 ただもちろん、こういうのはすごく疲れますw。
 だから手が空けばアタシらはあさっての方を見て知らんフリ。
 いらない介入はしない。ご機嫌も取ったり、構ったり、あやすこともない。

 そういう時はタバコを吸ったりしてボーッとしている。
 休憩はちゃんと取りますw。



 「彼らが言うとおりにしてくれない」、なんて、こちらがヤキモキしたりすれば彼らは不安になります。
 そうするととたんに騒ぎが起きるww。
 アタシらのグループはまるで混乱はありませんでしたw。

 みんなとてもキチンと穏やかにしていた。


 ボディガード。

 アタシが初めてその勤めを果たした振り返りのこと。


おそまつ





 レインマンwww。

※ 電話帳を眺める趣味でウェイトレスの名前で覚えていた電話番号を言う。
※ イジメられたと「ひみつ日記」を書く。
※ 落ちた爪楊枝の数を瞬時に数えてしまう。
※ トランプのカードを覚えてしまいカジノから追い出される。



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