全速前進!、よーそろう
「ヨーソロ」とは、「よろしく候」
☆
それが原意なんだとか。
日本の海軍、そんなあたりの言葉です。
「ちょっと言ってみろ、こういう時はな、ヨーソロ、そう言うんだ。」
そんなことをアタシは昔からずっと嫁に言ってきました。
しかし嫁はまるで言う事を聞こうとしません。
嫁が言います。
「だってどういう意味なのか分からないよ」
「だからこれは号令、合図なんだって。返事だ。
これで呼吸を合わせるんだ。」
「いいから言ってみ」
「イヤ!(#怒)」
アタシがしつこく言うと、嫁は意固地になってクチを真一文字にする。
そして、なんとしても言わされないようにするんだ。
自分が納得できないと言わされるのを嫌がるんだ(笑)。
頑固者w。
「だから、これはナぁ、
『だいたい、こんな感じでいきますわ』、そんな言葉だ」
「訳わかんない(##怒)」
ますます不機嫌になる嫁ww。
絶対に言わせられないようにますます口をつぐむ。
お口にチャックか!
キタこれw、おクチにチャックだ。そういうのが多いんだ、お前はww
こうなったら手がつけられない。
怒ってもムキになっても、叱っても絶対に言わないんだから・・・ww。
で、そんな日常が前からありましてw、先日の週末、潜水艦との海戦、戦争映画を見た振り返りのこと。
戦争は素晴らしい。平和のため自由のため、人々のために戦うのです(笑)。
映画はすごい緊張感で盛り上がります。
相手は海の底の敵。潜水艦。
爆雷、魚雷、ソナー。機関砲、大砲。
色々とウンチクと解説しながら、アタシは嫁に話してやりながら楽しく観たものです。
アタシと嫁は昔から潜水艦の映画が大好き。
一部では「潜水艦モノに外れなし」なんて言葉もあるそうです(笑)。
いっぱいある潜水艦モノ、考えてみれば面白くないのはひとつもありません。
その通りだと思いますw。
そしてたまたまだったのか、映画を観ていて、嫁はその掛け声の字幕に気付いたのでした。琴線に触れるものがあったらしい。
「全速前進、面舵いっぱい!」
「よーそろ、全速前進。」
なんて、艦長の指示と応える操舵手。
嫁はやっとその雰囲気が分かってきたようで、ちょっと興味が出てきたらしい。
「どんな時に言うの?」
「艦長から指示を受けて、さあやっていきますよって、ゆっくり進める時、時間がかかる時だろうな」
「ふーん」
「撃てっ、つったら、すぐ撃つだろ。だから『よーそろ』とは答えない」
「うん」
「『てッ』で、すぐ撃つ」
「うん」
「ヨーソロは進行中、随時やってゆきます、みたいな感じだよな」
「ふうん」
どうだw。みろww。 感心したろうw。
呼吸、返事の雰囲気が分かったろう。
「うなづいてばかりではダメだ。ちゃんと声に出すってことだ」
「そうじゃないとわかんないだろ」
「自分だって返事しないときあるじゃん」
「・・・」www
「じゃあさ、アイアイサーってのは?」
「それは、了解しましただ。すぐに対応します。すぐやるわけだ」
「あい、アンダースタンド、サー の略だな」
「敬礼してな。ほら、敬礼してみ」
そうそう。いい子だ(笑)。
アタシももう得意満面。いい気分だw。
だいたい、アタシは昔から何かあると嫁に「復唱しろ」と言ってきました。
「雨具用意な」
「アイアイサー、雨具用意」
アタシはそんなのがやりたかった。
やりゃあしないんだ、これがwww。
「割り引きよーし」
「アイサー、割り引きよーし」
「前方ゾンビ発見」
「よーそろ、取り舵一杯!」
なんつって、なんつってぇぇぇぇ!。
なんつっっっててえぇぇぇwww!(嬉)
アタシはそれがずっとやりたかったんだ!ww(泣)
「つうか、だいたいこういうことは仕事の基本だろ」
「え???」
「『ほうれん草』というやつだナ」
「ええっと、それって・・・」
そうそうw ニヤニヤ。
「報告と連絡とぉ・・・?・・・そ、総会?」
「報告と連絡と、・・・商談だ(キリッ)」
「しょ!、しょうなの!」
「しょうだん成立ーーーっ!、ヨーソロ!」
「えええぇーーーーーー!!」
まあ・・・違うけどなwww
おそまつ
