冷蔵庫の進化で、その使い方は結構変わったのです
作って余った料理を冷凍しておいて、何か足りないと思ったら出番です。
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冷凍でよく気にされるのは、昔から言われている「冷蔵庫の匂いが移る」「冷凍臭くなってしまう」というもの。
実はそんなことはもうほとんどありません。
断言してもいい。冷蔵庫の臭いが食品に移ることはない。
私はそう思っています。
もはや都市伝説かも知れません。
キュウリを切ったら切り口を刷り合わせてアクを取るとか。
ないない(笑)。
キュウリは塩もみしてトゲトゲを取るとか。
ないない(笑)。
大根の「皮」を剥くとか、たまねぎは水にサラすとか。
ない(笑)。
魚は臭みがあるから煮付けにするなら一度湯通しするとか。
ないない(笑)。
青魚は日持ちしないから必ず酢で絞めて食べる、とか。
ない(笑)。
肉はスジ切りしなきゃいけないとか。
ないない(笑)。
卵のカラザは取る、とか。
ない(笑)。
みーんな実は今はやってない(笑)。
どうも現代とはズレている常識と言うのは、あちこちに残っています。
品種改良や輸送技術の発達、食生活の自然回帰とか、暮らしは昔とは様変わりしています。
どんどん時代は変化しているのです。
そこには隠れた発明、進歩だってあるのです。
エジソンの電球やグーテンベクルの印刷機、何もそんなものばかりではありません。
ウォシュレットだってたいした発明品だ。
世の中の暮らしを大きく進化させたのに、あまり評価されないことは結構あるものです。
そんな進化は冷蔵庫にもあります。
それが「銀イオン」。
銀の電極に電気を流して銀イオンを冷蔵庫内に発生させます。
銀イオンは消臭と殺菌をしてくれます。
その簡単な装置がたいていの今の冷蔵庫には設置されています。
その効果は驚くほどなのですが、私たちは意外と気付かないでいる。
ウチは時々裸のサラダを皿のまま冷蔵庫に入れて冷やしていますが、ちょっと前に使っていた冷蔵庫でそんなことをしたらたちまち冷蔵庫臭くなったものです。
キムコ!www とか、ありました(笑)。
昔はラップが必要でした。
今はまるでその必要を感じません。
昔、子供の頃、夏場に冷蔵庫を開けると、冷気が見えるようにスモークみたいになって流れ出てきて、そしてあの冷蔵庫特有の臭いがする、そんなことがありました。
あれはヒヤッとして気持ちが良かった。
しかし実は今はそんなことはないのです。
気軽に蓋もせず、冷蔵庫に色んなものを入れてもよくなった。
ホコリをかぶらないようにビニールをかけるぐらい。
お手持ちの冷蔵庫の説明書をご覧になるといいです。
きっと「銀イオンで消臭」とあるでしょうからw。
ところがウチは先日、冷蔵庫がなんだか微妙な臭いがしたものです。
おかしい、それはないだろうと思って調べて見てみたら、チーズだった。
クリームチーズが紫色にカビて、強烈な匂いを放っていましたww。
冷蔵庫のせいではなかった。
「紫色になってるよ、これはひどいね」
「いや、これはチーズのカビだ。大丈夫だ」
「だってこれ、すごい臭いがするよ」
「これがチーズのカビというやつだ」
「カビが全体がチーズに浸みてて、臭いも強烈だよ」
「そこだけ取ればいいんだ」
「ち、ちょっとムリかも・・・」
「高級品だぞ。カビを繁殖させて上等なブルーチーズが出来る!」
「えーーー、そうなの」
「日本酒を造る杜氏(とうじ)は山に薪を取りに行く」
「そうなの?」
「その時、弁当を二つ持っていく」
「そ、そうなの・・・」
「ひとつは自分用、ひとつは蓋を開けておいて森の中で昼飯を食う」
「そ、そう??」
「その弁当箱のご飯に森の麹菌がくっついて、杜氏は酒を作るのに使う!」
「しょうなの!」
「カビは天からの恵みだ!カビの生えたチーズは舞い降りた幸運だ!」
「しょ!!、 しょうなの!!!」
ちょっとレンチンしてブルーチーズのカルボナーラにしましたとさ。
めいしくおしあがれ
