揚げ物考、トンカツ、カツレツ、コトレッツ
ウチでは基本的に揚げ物はしません。
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以前、賃貸のアパートにいたときには遠慮もなくガンガンやってましたw。
市販の餃子の皮でジャガイモを混ぜた餃子の具をカレー味にして、包んで揚げて「サモサ」ww。なんてやったりしました。
サモサというのはインドの代表的なスナックフードです。
これがほとんど同じ食感になります。
餃子の皮が見事に化けてくれます♪ww。
天麩羅もやりました。
アパートにいた頃は天麩羅粉なんか買いませんでした。
昔ながらに卵と薄力粉か中力粉、あと氷水です。
今はやりませんw。
油をほとんど使わないで天麩羅ができるというのを嫁がどっかから聞いてきて、市販の天麩羅粉を買ってみて作ってみました。
まあまあ上出来でした。卵の白身が乾燥粉末で入っています。
嫁は飽きてしまったので、かれこれ一年は残ったのが放置されていましたけどwww(笑)。
油をほとんど使わないで天麩羅を作ろうとすると、市販の天麩羅粉じゃないと「フリッター」になってしまいます。
同じといえば同じなのですが、微妙に違うものがあります。市販の天麩羅粉だとほとんど油を使わなくてもなんとか天麩羅っぽくなります。
言ってみれば、フリッターは衣がまとわりついている感じ。
天麩羅はさっと羽織っている感じ。
適当な味つけを食感から考えると、フリッターの方が塩っぽい。天麩羅の方は甘い感じでしょうか。
だからレモンがフリッターには合います。ケチャップも。
天麩羅には醤油や塩、天ツユ。
揚げ物というのは食感を食べるものだと言います。
食感を味として感じるという贅沢。
しかしいくら贅沢と言っても、揚げ物は油煙が出て換気扇に汚れがつきます。
アパートの部屋の壁は黄色くて油がついていました。借り物だからと気にしませんでしたが、自宅になってからは、揚げ物はやりたくありませんw。
これはみんなそうだと思うのですが・・・w。
揚げ物が食べたい時は今は惣菜です。
食感が懐かしくなってタマに食べたくなるのです。
そういう忘れた頃の贅沢でいい。油のカロリーも気になります。
最近はとのスーパーも工夫を凝らしていますからどこで買っても悪くはありません。
どこでも、って、工夫がないのはどこもだけです・・・??www。
揚げ物は衣の、そのサクっとしたり、ザクッとしたり、カリッとか、ジュワッとか、色々な感覚が醍醐味です。
揚げたてが美味しいというのもそこにあるんだと思います。
衣にしても、パン粉がトゲトゲに立っていてチクチクするようなトンカツを出す店があります。
昔は珍しかったので、食べつけないときはさすがに驚きました。
そういうのは惣菜ではマネができないのか、あまり見たことがありません。デパ地下ぐらいでしょうか(笑)。
時間が経ってしまうとチクチクした感じが落ちますから、熱線で温めておかないといけないのでしょう。そこには経費がかかります。
ケーキみたいな感じ、衣もやや甘くしてあります。
パン粉を細かく砕いていて、まるで唐揚げや竜田揚げのようなトンカツもあります。
これは惣菜でもたまに見かけます。
噛んだ時、ザラッとしたランドシャクッキーのような、歯ざわりが面白い。
もともと、こういう粒子のようにしてパン粉をつけて揚げたものは、明治に海外から入ってきた「コトレッツ」が始まりです。
海外でも同じ感じです。
ドイツやオランダ語ではカツレツに近い言葉ですのでそのままで通じてくれます。
日本の竜田揚げと、粉のようなトンカツの中間ぐらいのお味です。
それぞれの意匠があって楽しいものです。
ちょっと前、こういう揚げ物にまつわる苦労をなくそうと、「ノンフライヤー」なるものが売れたことがありました。
フィリップスが作って家電量販店を席巻したw。
そう思ったらあっと言う間に類似製品が出回りました。
どうにもあの製品は巨大で手が出ませんでしたけど、みんな揚げ物では困ってるんだなぁ、そんなことだけは分かりました(笑)。
だったらいっそ、食感が中心なんだからと、最初からふりかけみたいなもの、衣そのものを売ったらどうなのか。
着せ替え人形のように茹でた肉にカツレツの衣を着せたり、あるいはサクサクの衣をまぶして即席の揚げ物にして食べるのです。
このアイディア。・・・いいと思うけどなぁ(笑)。
担当の方、電話してくださいwww。
めいしくおしあがれ
