給湯器のエラーの大きなお世話は差し障る
コメントいただきありがとうございます!
病気なんて生活に差し障りがなければいい、その通りだと思います。
病気だ病気だなんて言われてしまうと差し障ったりもする(笑)。
それを言うなら、つい先日、突然のことがあったのでしたw。
ノーリツの給湯器、風呂とシャワーの湯沸かし器の表示が突然におかしくなった。
風呂はちゃんと沸いています。動作もしているようです。
しかし風呂の中の操作盤にも、外の操作盤にも変な表示が。
888 って表示が点滅してる!
なんてこと。
よりにもよって家内がいない時に・・・なーんてw。
故障でしょうか、冬に限って故障して欲しくないものに限って壊れるのです。あるある。
そういうことはあるものです。
運命的なものか、はたまた冬に壊れると困るから人々に印象付けられているのか、どうか。
アタシは説明書を引っ張り出してみました。
ネットからダウンロードして印刷したものです。
取り付け工事屋さんのために印刷したものでした。
そしたら、これは故障ではないと書いてあります。
十年経ったら保守点検が必要だと知らせるためのアラートだそうです。
「ご使用には差し支えありません。」
って、でも点滅は消えないのです。チカチカしている。
風呂の中の操作盤に至っては時刻表示が消えてしまって見えない。
時計が見えない。
何時間入ってしまっても気が付かないwww(汗)。
だいたい操作版が点滅して風呂に入ってても落ち着かない。
ちなみに、この風呂の湯沸かし器の操作盤のことを「リモコン」なんて言うのが慣例です。
別にワイヤレスというわけでもないし、すごく離れたところに設置されているわけでもありません。
ウチは風呂の中と出たすぐのところ、キッチンにあります。
それじゃあんまり意味はないのではないかと思うのですが、たいていのお宅もそんな感じでしょう。
この風呂の外のリモコン、なんなら寝室とか玄関先にコードをひっぱってきて設置しておいたらいいのではないか。
帰って玄関開けて、風呂に入りたいならすぐ点けられる。
帰ったらすぐにスイッチを入れるとか、そんなことができる。
アタシからの提案ですw。
まあアタシの場合は、中古の湯沸かし器を買っての交換でした。設置も格安業者にやってもらったからちょっと無理な話だったのですが。
それにしても、あんまり操作版が複雑な機構になってても困ります。
液晶にだって寿命がありますし、本当は機械的な機構だけの方がいいのに。
それでこんな「保守点検時期のお知らせ」なんてのが出たって、こんな中古の湯沸かし器じゃ点検代の方が高いことでしょう。
え? 新品でもそんな点検は有料だって? なんとも。
調べると、どうもこれは法改正する前のもののようです。
ロクに考えもなしに法律を変えて、家庭の湯沸かし器にまで保守点検を義務付けた。
その時にできたアラートだそうです。
十年たつと保守点検だよと強制的に知らせてくる。
ところが「やっぱりそこまでは必要ない」と、家庭用の湯沸かし器についてはその義務がなくなったとか。
こういう無駄なことをやった責任を誰も取りません。
そもそも国会でろくな議論がされなかったからです。仕事をしない議員ばかり。
おおかたキッチンの瞬間湯沸かし器で死亡事故が起きた、あれで何かしないとカッコがつかないというのでやったことでしょう。
しかし、結局はなんだって自己責任なのです。
天下りや規制しか考えてない連中がいます。
競争によってメーカーがやるべきことに政府が介入すればメーカーは自身の努力など怠ってしまうものです。ヤル気をなくしてしまう。
これもひとつの「クラウディングアウト」というものに他なりません。「モラルハザード」と言ったら正確でしょうか。
で、今は888は無用の長物となりました。
「点検したいのならご自由に」ということです。
この888の解除の方法は今では誰でも簡単に知ることが出来ます。
これは電源ボタンを何回も押したり消したりすればいいとか。
五回だそうです。
電源ボタンを押す、ランプが点灯する。また押す、ランプが消える。
これを短い時間に五回繰り返すと「888」のアラートが消えます。
アタシはやってみて消えなかったので風呂内部の操作盤でやってみました。
そしたら消えました。
このリモコンと称される操作盤は風呂内部と外とあるわけですが、アタシはどうも本体の操作は内部が優先されているような気がするのです。
外は時刻設定とか予約とかがメイン。
湯量とか湯の温度とかは風呂側が本来のような気がします。
設計する人たちがどちらも同等の立場のリモコンなんて考えるはずはないのです。
必ずどちらかをメインとして考えるはずなのです。
いったい予備なのはどちらか。
それを考えると何でも分かりやすい。ちょっとしたヒントになるかどうか(笑)。
メーカーに連絡しても解除の方法は気軽に教えてくれるそうですが、かつて法律が保守点検せよと義務付けていた時はメーカーはなかなか解除方法を教えてくれなかったそうです。
保守点検させてカネを受け取ったら解除してくれたとかw。
だからって点検だけです。
別に部品の交換なんかしてくれません。
そんなの馬鹿馬鹿しいと、さんざん煩く言ってクレームをつけ、やっと教えてくれるものだったとか。
今は法律から家庭用ではそんな義務がなくなりましたから簡単に教えてくれるそうですが、セールスの機会だと色々言ってくることもあるようです。
ホントに馬鹿馬鹿しい話です。
使うのに差し障りがるようなご親切機能って、どうなのか。
ちなみにこれ、メーカーで有名どころのノーリツとリンナイは同じなんだとか。
何ででしょう。別メーカーなのに。
888?
「パチパチパチ」ってこと?
ニコ動でもあるまいし、「十年経ったよおめでとう(笑)」なーんてwww(笑)。
大きなお世話にもほどがある!www
ウチの前の風呂給湯器なんてすでに三十年近いものでした。
前のオーナーが設置したもので完全な機械式でした。
電子回路なんて全くなかったはずです。
引っ越してきた当初は快調だったのでしたがそのうちシャワーが出なくなった。
水道の接続が凍って破損してしまった。
シャワーを使うのは諦めて、湯を汲んで洗う昔ながらのスタイルにして使い続けました。
昔はそんな風にお湯を使っていたものです。
髪もそうやって洗った。今でもたいていはそうしています。
そのうち、スイッチが妙なことになりました。
すごくアナログな、絶妙のタイミングと手順が必要になったのです。複雑な、まるで宇宙船の操作のようなことになった。
それでもウチは騙し騙し使い続けました。
結局、五十年は使われたことになるでしょうか。
おかげさまで半世紀!www(笑)
なんだって機械なんてそのぐらい持つものです。でないといけません。
すぐ壊れるものなんて作らせてはいけないのです。
今は壊れるのがむしろ常識、当たり前のようになっていますがどうなっているのか。
「パツキンは劣化します」だの「スイッチの接触は磨耗します」だの言わせてはいけません。
モノづくりにそんな言い訳など許されないのです。
かつては劣化しないパッキンを作り、磨耗しないスイッチを作ったんだから。
中華コンデンサなんか使ってたらリコールものです!
壊れないものを作る、昔はそれが当たり前のことでした。
「当社の製品は絶対に壊れません!」
そんなことが普通に言われたぐらいの時代があった。
昔の人は壊れないものとして色んなものを使っていたものです。
だから、「あら?壊れちゃったわ。困るわね。」なんて、人々は驚いて言ったものでした。
昔の人々は製品が壊れたことに当惑するのが当然だったのです。
今は違うでしょう。
壊れて当然だと諦めている。どうせそんなものさと考えている。
しかしメーカーは壊れないものを作る、かつてはそれが常識だったのです。
今、その精神が最近はほんとに忘れられてるような気がします。
日本のモノづくりが危ないのではないか。
だいたい、そうでなかったら火星探査や木星探査に途方も無い時間をかけて旅をさせる観測衛星なんて飛ばせやしないでしょうに。
冷凍睡眠して宇宙旅行なんてできやしないでしょうに!
北朝鮮は偵察衛星を飛ばして周回軌道に乗せたのに!ww
湯沸かし器のスイッチが妙なことになってからアタシはネットを調べ、中古業者を当たって本体を調達しておきました。予備です。
そうして、いよいよお陀仏となった時に格安の設置業者へ連絡したのでした。
連絡から五日で来てくれることになりやってもらいました。格安業者ですからスケジュールの調整が必要だった。
やはり冬のことでした。
家内の通っているスポクラにその間はアタシも通ってアタマを洗ったものです。
「こんな古い機種、今まで見たことがない!」
なーんて、その業者からはお褒めの言葉をいただいたものです。
色々ありましたがそれだけの長い間、なんとか運転できていたのです。
ごく基本的なこと、風呂を沸かすということをやってくれた。
古い機種でしたから運転音もすごかった。
きっとガスの燃焼効率も悪かったかも知れません。
しかしともかく運転は出来ていたのです。余計なことを考えずにやってくれていた。
こういうことが本来のモノづくりというものではなかったでしょうか。
引き取ってもらい古い給湯器とお別れの時はちょっと涙が出そうになったw。
簡易給湯器で死者が出た事故のこともあって、アタシはこの家に設置されていた瞬間湯沸かし器は最初からお払い箱にしたものです。
よくある小さな簡易湯沸かし器でした。
それは最初の設計が間違っていたとされたものでしたが致命的なことではなかった。
人はあまり換気をしないもの、そんな想定さえ要求されたということです。
引っ越してくるとアタシはキッチンの簡易給湯器を外し、業者に持っていってもらった。
なにより見た目が美しくないと思ったのが強かった。アタシは衝動的に捨てたのでした。
しかしもし使っていたら危なかったw。
不完全燃焼で換気が不十分だと亡くなった人が出たのですから。
え?
ま、まあ。この家のように隙間風がある家は大丈夫だったかも知れませんw(汗)。
もうひとつ、リコールされたモノがウチにはありました。
アタシがこの家に引っ越してきたばかりの頃、冬はもともと付いていた石油ファンヒーターを使っていました。
それはリビングに置いてあって、温かい風が吹いてきて、それまでそんなものは使ったことがなかったからアタシたちは喜んで使っていた。
外には灯油のタンクがあり、換気も外へと出るタイプのものです。
当時は灯油も安かった。
絨毯をその前に敷いてやると、家内はそのファンヒーターの前でまるで犬のように丸まってスヤスヤと眠ったものです。
触ってみると背中のセーターがすごく熱くなってて、「もう寝なさい」、なんてアタシは言った。
「なんでこんな背中が熱くなるまで横にいたんだ?」
「仕事をしている横にいたかったの。」
と家内は言った。
くぅうう、なんて可愛かったのか、あの頃!(泣)www(きみまろ調)
それから壊れてしまい石油ファンヒーターは買い換えます。
その少し後のことでした。ちょうどナショナルがその石油ファンヒーターをリコールした。
古い製品でしたが何かの不具合が見つかったらしかった。
もうパナソニックになっていたか、記憶は定かではありません。
ウチの場合はその直前に壊れてお払い箱にしていた。
アタシは新しく輻射熱方式の石油ストーブを買っていました。
それでも、廃品として引き取ってもらうとき、裏側にあったメッシュのガードだけは取り外して使い回していました。
で、そのリコールの告知を見ると1万五千円くれるっていうのです。
本体の回収に協力するとくれる。
リコールのお詫びというわけです。
これはしまった。早まった。もう捨てちゃった。
しかし、本体は回収させてしまったのですが、メッシュのガードはあった。
リコールセンターに連絡して間違いなくリコール対象になった本体を持っていたこと、その証拠にリコール製品のメッシュガードが手元にあることをアタシは主張したものです(笑)。
しかし現金はくれなかった。 本体でないとダメだって(笑)。
ちくしょぅぉぉおお!!!
アタシは今でも根に持っていますヨwww(笑)。
おそまつ
