ニシンのすごく嬉しいこと 数の子
すごく嬉しいことがありました(嬉)。
なんてことでしょう。
歓喜、随喜の涙です。
お昼にニシンを焼いて食べたのです。
前の晩から塩を振っておいて、ウロコも少し残っていたから取って。
焼物のニシン。とても上手に焼けました。
白菜の漬物、香のモノ、納豆、モヤシのパクチー味のサラダ、厚焼き玉子、味噌汁。
ごく普通のいつもの食事です。
すると、
ニシンのお腹から数の子がっ!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
ニシンは魚らしい味と香りがして美味しい魚です。よく油も乗っています。
このニシンを買った時は、少し痩せていてお腹がパンと膨れていないので期待はまるでしていませんでした。
これは予想外の幸運でした。
ちょっと前、二、三年に前のことです。買ったニシンに数の子が入っていてそれが生まれて始めての経験でした。鯵の卵を食べたのもそんな最近のこと。輸送技術、鮮度保持技術の進化のおかげ。
もともとニシンなんか身欠きにしん以外には食べつけませんでした。こういうモノは最近になってやっと食べるようになったもの。
その時、これは嬉しいものだと思い、それから数の子つきをちょくちょく狙ってはみたものの、なかなか次が手に入りません。
なんでも、ニシンというのはオスとメスの見分けがほとんどつかないそうで、数の子の子持ちに当たるのはもう運でしかないぐらい難しいものだそう。
鮭はメスが上唇が上を向いている感じ、メスがいかりや長助のようだったりと色々特徴がオスメスあって分かりやすい(笑)。ニシンはオスメスほとんど同じにしか見えません。
これはニシンの産卵、受精のやり方と関係があるという説があって、「顔で区別しなくてもいいから」という説www。
売るほうにしたって子持ちと分かっていれば高く売ろうとします。その上、こち とら値引き品しか買いません。なおもハードルは高くなってしまいます。
お腹が膨らんでいると思って買えばオス、つまり白子だったり。ただ太っていただけだったり。
白子にはなぜかよく当たりました。
産卵シーズンなら漁師がお腹を割いて数の子を取り出してしまいます。
普通にスーパーで売られているニシンから当たりを引くのは諦めかけていました。
それ以来のことです。
これは嬉しい。食べてる途中でしたが、あまりに嬉しくて写真を撮ってしまいました。
食べかけで失礼。なにしろ食べたら分かったものだから。
わかるかな。
骨の下に見えているのが数の子です。
正月の数の子の姿そのまま、あれが二枚きちんと合わさってお腹にそっと入っているんですね(嬉)。
感謝です。
載ってる器はDANSKというブランドのもの。
ブルーが日本のものとはちょっと違う発色。
形が意外と便利なもので魚を乗せるのにとても重宝します。
深川製磁でも同じようなタイプものがありますが、あちらはいかにも祝事の皿らしい極彩色のもの。
DANSKは洋風の味付けでも合います。